ルノー、フラットデザインの新しいロゴマークを10月1日より日本でも順次導入へ

 ルノー・ジャポンは10月1日、新たなルノーブランドの価値をフラットなデザインで表現した同グループの新しいロゴマークを、同日より順次国内に導入していくと発表した。

 現在まで続くルノーのロゴに“ロザンジュ(フランス語でひし形を意味する)”が登場したのは1925年のこと。以来、フランスのメーカーは幾度となくこのロゴマークに手を加えてきたが、一貫してロザンジュそのものは変わることなく今日まで受け継がれてきた。

 それは2021年3月11日、ルノーの新戦略“Renaultion(ルノルーション)”の発表の場で披露された最新のロゴにも当てはまる。新しいロゴマークは、これまでの立体的なデザインからフラットなデザインに刷新されることになったが、やはりその大元にあるダイヤモンド型は不変だ。

 時代を反映したこの新デザインは、ふたつのロザンジュが一体となり、ひとつのロザンジュを形作っている。ふたつのロザンジュが相互に作用することでロゴに動きを与え、互いに影響し合い補い合う“人間的な温かみ”のある関係性を感じさせるものになっている。また、オープンエンドの形状は、ブランドの開放性と透明性を表しているという。

 ルノーは伝統に根ざしながら現代的なデザインとなったこの新しいロゴが、ルノーというブランドが身近で人を中心とする価値観を大切にしていることを未来に伝えていく役割を担うとし、2024年までに同ブランドの全車種に採用する予定だ。

 それに加え日本市場でも、すでに使用が開始されているルノー・ジャポン公式SNSをはじめ、今後は公式ウェブサイト(https://www.renault.jp/)や広告、カタログなどにも採用していくとしている。

ルノーの歴代ロゴマーク
フラットデザインに刷新されたルノーの新ロゴマーク。1925年から続くロザンジュ(ダイヤモンド型)は引き継がれる

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