ロボットアニメ『境界戦機』パンサー菅、伊織もえ「人間とAIの関係性にはまりそう」

9月30日、SUNRISE BEYONDとBANDAI SPIRITSがタッグを組む、オリジナルロボットアニメーション作品『境界戦機』の第1話試写会を実施した。主人公・椎葉アモウ役の声優を務める佐藤元、ガイ役の藤原夏海、お笑い芸人パンサーの菅良太郎、コスプレイヤーの伊織もえをゲストに迎え、10月4日からスタートする『境界戦機』への期待を述べた。

第1話試写が終わり、『境界戦機』オリジナルTシャツを着た佐藤、藤原に続いて、パンサーの菅、コスプレイヤーの伊織が登壇。伊織は、キャラクターの紫々部(ししべ)シオンをモチーフにした衣装で登場し、「靴はピンク、黒いスキニーパンツ、紫色のトップスに白い上着でシオンをイメージしてみました!」と今日のファッションを解説した。

第1話を初めて観た菅は「熱くてすばらしかった。CGじゃなく手描きのアニメーションはもちろん、声優さんの熱演もすばらしかったですし、ストーリーもこれから壮大になりそうで楽しみです」と興奮さめやらぬ様子で話した。菅の“沼ポイント”は「AI沼」と返答。「AIであるガイと主人公アモウの友情がどうなっていくのか、これから関係性がどうなっていくのかすごく楽しみ。AIは壊れてしまうと機械になってしまう…。もしかするといずれそういう展開もあるのかな?これからあの2人の関係性にハマってしまいそう」と、『境

界戦機』の見どころについて語った。佐藤も「2人のかけあいは重要なポイント」と話し、藤原も「細かいところまで着目してくれていてうれしい」と喜び、佐藤と藤原もアモウとガイのような名コンビを目指したいと語った。

伊織は「作画がすばらしい。手描きでここまできれいなアニメがつくれるとは。菅さんと同じく主人公とAIのかけ合いが好き。今の世の中に冷めている主人公のアモウと、情熱的なAIのガイ。普段、私たちがイメージしている人間とAIのキャラクターが逆に描かれているんです。ガイは拾ってもらった時とても喜んでいて、そんなガイのキャラクターが好きですね」と興奮気味に感想を語った。

伊織さんは第1話に出てくる「網膜投影」というキーワードを「メカ萌え」ポイントとコメント。「アモウの視点に合わせて背景も動いているなど、その設定に合わせてあるのがすばらしいと思いました。そしてメイレスケンブを起動する描写の説明がとても丁寧でした。」とコメントした。佐藤は、「メイレスケンブを操縦するアモウの役作りのために、電車の先頭にはりついて運転手の視点で車窓を見たり、パイロットやドライバー視点の動画を参考にしました。戦闘シーンの臨場感のあるセリフ回しにも注目です」と語った。

監督を務めた羽原信義がビデオメッセージにて「画面の中に描かれるかっこいい姿が、そのままプラモデルで再現されています。プラモデルが初めての人こそ、ぜひ作ってみていただきたい。アニメとプラモデルのシンクロ率の高さ、再現性は最高。期待していてください」と今回のアニメの見どころを語った。

菅は「めちゃくちゃ関節が動くんです。僕自身はもう肩が動かなくなってしまったので、すごく羨ましい。体幹がしっかりしてるし、かっこいいなと思うポーズをいろいろさせてみました」とメイレスケンブを手にとって夢中な様子だった。

伊織は「このメイレスケンブは逆関節型。重心が下になるのでデザインを見てすぐに戦闘型のロボットなんだなとわかった。第1話にあったメイレスケンブが起き上がるシーンから、どれくらいコンパクトになるんだろうと畳んでみたらトラック(プラモデルでも発売する運搬車)の荷台に入るくらいのサイズになった」と指摘したところ、SUNRISE BEYOND 代表取締役の小川正和が「実はアニメでもメイレスケンブをトラックに乗せて移動するシーンが出てくるので……」と今後の展開のネタバレを少し公開し、「あぁ!やっぱり!」と伊織も大興奮。伊織の鋭い指摘に、会場は大盛り上がりを見せた。

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