マラソン引退の大迫傑氏 徳光アナが政界入り〝予言〟「そのうち国会の方から…」

大迫傑氏

東京五輪の男子マラソンで6位入賞し、現役を引退した大迫傑氏(30)が1日、人材サービス事業を展開するディップ株式会社の「ワクチンインセンティブ企画」アンバサダー就任記者発表会に登場した。

同社の冨田英揮社長との出会いはサウナ。裸の状態で〝スカウト〟されたという大迫は、自分のポリシーと企業方針が一致したことでアンバサダー就任に至った。一方、自身もアスリートの育成・マネジメントを主眼とする新会社「株式会社I(アイ)」を先月15日に設立。代表取締役として「スポーツを通して学んだスキルを共有したい」と新たな夢を口にした。

MCの徳光和夫アナに第2の人生へ向かう経緯を問われると、東京五輪を終えて「違うことも挑戦してみたいって気持ちがあった」と振り返りつつ「競技者としては一区切りですが、人生のランナーとしてはずっとゴールしても走り続けているようなイメージ」と説明。また、コロナ禍の世の中について「難しい状況でしたが、頑張っている姿を見せて、皆さんのモチベーションになるために頑張ろうって思っていました」と話した。

数々の質問に対して完璧な回答を披露した大迫は、徳光アナから「素晴らしい! そのうち国会の方から…」と水を向けられると苦笑。さらに「スポーツ大臣(スポーツ庁長官)にはピッタリ。今からでもいけるんじゃないか」と畳みかけられ、タジタジの様子だった。

大迫の新会社「I」はアスリート育成プログラムや子供向けのイベントをはじめ、ランニングを通した地域活性化コンサルティングを展開する予定。学校やビジネス現場を対象とした教育・研修事業や健康増進事業を推進していく。

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