強風で転倒、藤沢で2人けが 台風16号、神奈川沿岸部に暴風警報

台風の接近で風雨が強まる中、傘を押さえるなどして歩く人たち=1日午前9時50分ごろ、横浜駅西口

 台風16号の接近に伴い、神奈川県内は1日、各地で風雨が強まり、藤沢市内では転倒した男女計2人が軽傷を負った。横浜地方気象台は三浦市から湯河原町にかけての沿岸部に暴風警報と波浪警報を発表し、警戒を呼び掛けている。

 県や藤沢市によると、1日午前、南藤沢で70代女性、湘南台で90代男性が強風にあおられて転倒し、それぞれ肩や顔などを負傷した。横浜地方気象台によると、藤沢市内では午前9時40分すぎに19.3メートルの最大瞬間風速を記録した。

 県東部では昼前後を中心に激しい雨となり、気象台は横浜、川崎、横須賀市などに大雨警報を発表。降り始めから総雨量は、三浦市で82.0ミリ、横浜市中区で81.0ミリ、箱根町で74.0ミリとなっている。

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