眞子さまPTSD公表も止まぬ批判の異様さ 「中傷なくなれば回復」で火に油

PTSDであることを公表した眞子さま

秋篠宮家の長女・眞子さま(29)と小室圭さん(29)が今月26日に入籍する見通しとなった。宮内庁が1日、会見で明らかにした。

一般の結納に当たる「納采の儀」などの関連行事が一切行わず、皇籍離脱の際に支払われる一時金約1億5000万円も眞子さまの意向を受けて、見送られる。

会見で最も衝撃だったのは眞子さまが複雑性PTSD(心的外傷後ストレス障害)を患っていることだった。会見に同席した秋山剛・NTT東日本関東病院品質保証室長は、眞子さまについて「自分自身と家族、結婚相手と家族に対する、誹謗中傷と感じられる出来事が長期的に反復され、逃れることができないという体験をされた」と説明。

同室長によると、眞子さまは2018~19年ごろからバッシングにより、人間としての尊厳が踏みにじられていると感じるようになったという。恐怖がフラッシュバックすることもあり「幸福感を感じるのが難しい状態にある」とした。

眞子さまが苦しんでいたことがわかり、ネット上では「心配です」「ゆっくり休んでください」と労わりの声もあるが、ネットニュースのコメント欄には「私たちのせい?」「納得いかない」「小室さんの問題をうやむやにしてはいけない」と厳しい意見も並んだ。

通常、この手の病名が報じられれば、多少なりとも中傷は収まるもの。ところが今回は〝火に油〟状態なのだから、異様というほかない。

会見で秋山室長が「周囲の方々の温かい見守りがあれば、健康の回復は速やかに進むと考えられる」と、まるで〝誹謗中傷をやめれば治る〟といったニュアンスで話したのもマズかった。

最後の最後まで不穏が空気が流れている――。

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