53年間の歴史に幕を下ろした三浦市三崎町小網代の水族館「京急油壺マリンパーク」で1日、閉館に伴う慰霊感謝祭が行われた。役員やスタッフ約20人が参列し、供養とともに生き物たちが移転先でも元気に暮らせるよう祈った。
祖父に当たる先々代の米田俊光宮司が1968年の開館時に祈願祭を執り行って以来、縁の深い海南神社(同市三崎)の米田郷海宮司が提案して実現した。
台風16号の影響で会場を「魚の国」入り口に変更。濱田真行社長ら役員が玉串を祭壇にささげた。この後、海側に立つ慰霊塔が見える場所まで移動して全員で手を合わせた。
マリンパークは9月30日に閉館。約400種類の生き物たちの大半は引き取り先が決まっているという。