国内男子ゴルフ「バンテリン東海クラシック」2日目(1日、愛知・三好CC西C=パー71)、28位スタートの石川遼(30=CASIO)は、5バーディー、1ボギーの67で回り、通算5アンダーの18位に浮上した。通算11アンダーで首位の稲森佑貴(国際スポーツ振興協会)との6打差を追う決勝ラウンドに向けて「優勝争いをできるようにしたい」と意気込んだ。
この日は終盤の粘りが光った。16、17、18番でパーオンを逃すもしっかりパーセーブ。特に18番パー4はティーショットが右ラフにいき、2打目でピンを狙うのが難しい状況に。グリーン左を狙うショットになったが、グリーン左奥のラフまで飛んでしまった。そこからのアプローチも4メートル残したが、落ち着いて沈めた。「ティーショットをミスして、あの攻め方が精いっぱいだった。パーパットが勝負になると思っていたし、セーブできてよかった」と振り返った。
また先週にアマチュアとしてツアー優勝を飾り、2日目のスタート前に腰痛で棄権した同組の中島啓太(21=日体大)については「やりたかったと思うけど、心技体がそろってこそ彼の良さが出る。無理して、やりきるのは正しいことではない」と気遣った。