阪神先発・伊藤将司が遠山奨志以来の新人左腕8勝目 矢野監督もベタボメ「完璧な投球」

好投した伊藤将司

阪神は1日の中日戦(甲子園)に5―2で勝利。4回に大山の18号2ランで先制すると、5回にはマルテの20号3ランで加点。中軸のアーチ攻勢で接戦を勝ち取り、連敗を3で止めた。

特徴的な美しい投球フォームが、聖地・甲子園の黒土の上で映えた。先発の伊藤将司投手(25)が7回6安打2失点の快投で勝利投手に。同球団の新人左腕が8勝を挙げるのは1986年の遠山奨志以来だ。

お立ち台に上がった背番号27は「連敗をストップさせることができてホッとしてます。大山さんとマルテのホームランは本当にうれしかった」と笑顔。開幕から先発ローテを守り続けている社会人出身ルーキーは「ここまできたので、しっかり最後まで投げぬきたい」と〝フル完走〟を誓った。

矢野監督も「完璧な投球。中身もしっかりしていた」と称賛。孝行息子の快投に目を細めた。

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