10月はピンクリボン月間 9人に一人が乳がんに・・・小さく早くみつけるには? 両側乳がんになりました114

10月はピンクリボン月間です!

いま盛んに言われているのは『胸に関心をもってもらう、ブレストアウェアネス』。自分で定期的に触って、そして自分の胸がどの検診だと見つかりやすいのかなど理解してもらえるとうれしいなと思う次第です。

先週行った、ピンクリボントークで https://youtu.be/y-qCzBZK2Qs お話したデータをひとつ御覧いただきたいと思います。

日本乳癌学会のデータです。

検診で乳がんが見つかった人と、自分でしこりを見つけて受診してがんと診断された人の腫瘍の大きさを調べたものです。(検診で判明した人と、自分でしこりを見つけて判明した人はだいたい半々)自分でしこりを見つけて判明した人は1センチ前後から増えていて、一番多いのは2センチから5センチ。一方、検診で見つかった人はそれよりも小さく見つかった人がやはり多いことになります。

自覚がなくて、検診で見つけた人の方がとても小さく見つかっていることになり、やはり検診を受けていただくということが大切だということがわかります。

その一方でやはりブレストアウェアネス、セルフチェックが大事だと矢嶋彰子先生(札幌フィメールクリニック院長)はおっしゃいます。

『セルフチェックっていうものを定期的にすることでその精度をあげて、見つける大きさを小さくしていくことができると思うんです。私の患者さんでも毎月じゃないんだけどやっていましたと言って3カ月前にはなかったけど今回はあるんですっていうしこりを見つけてきて実際、がんだったんですけれども。それは1センチ未満でした。できる場所だとか深さだとか大きさだとかいろんな条件にもよりますけれども発見を早めるためには検診ももちろんセルフチェックっていうのも重要なと思っています。』

是非、正しいセルフチェック!覚えてくださいませ。

お便りです!

40代女性

『阿久津さんのコラム毎回onちゃんアプリから拝見しています。同じ病院に通っています。コロナ禍での治療ピリピリしてしまいます。病院と買い物しかほんとにしていません。her2タンパクステージ2転移なしです。来月で抗がん剤治療終わります。看護師さんから『卒業おめでとう』と言われたら泣いちゃいそうです。言われている人を見て羨ましかったので。変わったことは医療系のドラマは見れなくなりました、正直『おっぱい2つ取ってみた』も怖くて見れてないんです、ごめんなさい。お互いに治療頑張りましょうね。生きて生きて活きていよう(椎名林檎の旬の歌詞より)』

いいんです。御覧になっていなくても、つながっています!来月!ぜひ改めて『卒業!お疲れ様でした』とお伝えしたいです。コロナ禍での治療は入院時の患者さん同士のおしゃべりもできませんし、そもそもこれまで盛んにおこなわれていた患者会も少なく、知り合う機会も少ない。正しい情報を正しく得るためにみなさんとこれまで以上につながっていければと思います。

30代女性

『初めまして!先月に乳がんと診断され、情報を探していたところこちらの配信にたどり着きました。北海道ではこんなためになる番組がやっているのですね。がん防災とは考えたことがなかったですが、大切なことだと思います。活用していきたいと思います。』

先日のピンクリボントークの際、見つけてくださったようです。https://youtu.be/y-qCzBZK2Qs

北海道以外からもアクセスありがとうございます。やはり、どう情報を得るのか、正しい治療に結びつけるのか悩むところだと思います。知りたいこと、疑問などございましたら是非、みなさんもご要望もお寄せください。

https://www3.htb.co.jp/cgi-bin2/webform/webform.cgi/pinkribbon/form

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