新日本プロレス1日浜松大会の「G1クライマックス」Bブロック公式戦で、YOSHI―HASHI(39)がタイチ(41)からリーグ戦初勝利を挙げた。
開幕から3連敗とあとがないYOSHI―HASHIはこの日、タッグ王座、6人タッグ王座戦線で抗争を繰り広げてきたタイチと激突。テーピングで保護している左肩に集中砲火を浴び、拷問コブラ、聖帝十字陵に長時間捕まってしまう。
バタフライロックからのスリーパーホールドもデンジャラスバックドロップで脱出されてしまったが、タイチが必殺技のブラックメフィストを狙ったところで、起死回生のカナディアンデストロイヤーを発射して逆転。最後は強烈なラリア―トからカルマをさく裂させ、激闘に終止符を打った。
待望の初日に「たかが1勝かもしれないけど、次につながる、これから先につながる大きな1勝だよ」と充実の表情。これまで厳しい言葉を投げかけられ続けたタイチからの勝利に「これを見てるなかで、頑張っても結果が出ない方々、いるかもしれない。ただ俺は、そんな人たちに大きな可能性を今日、見せられたと思う。どんなにバカにされようと、立ち上がると言えば俺は一緒に、あなたたちと戦っていきたいと思った。こんな時代、こんな時だからこそ、俺はそんな人にね、夢をあげたいよ。ただこの1勝で終わったわけじゃないからな」と大きな意義を見いだしていた。