日光市・栗山小中、23年3月で閉校 児童生徒が減少 通学先は藤原中学校区に

 【日光】市教委は1日までに、栗山中学校区の栗山小と栗山中を2023年3月末で閉校する方針を決めた。人口減少や少子化によって現在の児童生徒数は計3人となっており、入学する児童生徒が当面見込めないことが要因。閉校後の通学先は藤原中学校区の鬼怒川小、藤原中とする。

 昨年6月以降、両校のPTAと意見交換を重ね、今年7月、栗山中学校区の自治会やPTAなどで構成する適正配置検討会で合意。8月に教育委員会会議で議決した。

 市教委は16年度策定の「市立小中学校の適正配置に向けた基本的な考え方」や地元からの要望を受け、17年4月、栗山小に栗山中を併設した。現在、同じ校舎で児童生徒が学んでいる。

 児童生徒数は15年度時点で栗山小に13人、栗山中に6人いたが、その後減少が続き、本年度は栗山小が6年生1人、栗山中は2年生2人となっている。

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