オキナワバリスタチャンピオンシップ 初代王者に福本さん、ラテアートの技競う

 エスプレッソにミルクでデザインを描くラテアートの技術などを競う、第1回オキナワバリスタチャンピオンシップ(同実行委員会主催)の決勝戦が、「コーヒーの日」の1日、那覇市久茂地のデパートリウボウで開催された。ハレクラニ沖縄のレストランで勤務する福本光子さん(28)が初代王者に輝いた。 大会には25人が参加し、予選を勝ち抜いた10人が1日の本戦に出場した。1対1の初戦を勝ち上がった5人が決勝に進んだ。決勝は3人の審査員が、味やラテアートのデザインの美しさだけでなく、所作や清潔さなども含めて審査した。

 福本さんは滋賀県出身で、ハレクラニ沖縄がオープンした2019年に沖縄に移り住んだ。バリスタ歴は2年ほど。優勝に「予想外で驚いた。支えてくれた人に感謝したい」と喜びを語った。

 奥武拓也実行委員長は「国内で高品質なコーヒーを生産できるのは沖縄だけで、沖縄のコーヒーシーンは日本の中心になれる。毎年大会を開催していく」と話した。

© 株式会社琉球新報社