まもなく発売されるレクサス 新型NXの注目度がスゴい。2021年8月よりスタートした予約販売は絶好調のセールスを記録しているのだった。具体的な台数は発表されていないが数万台単位の受注を獲得しているほど。そこで今の状況をレクサスディーラーに直撃! すると衝撃的な答えが返ってきたのだった。
NXはレクサスの看板車種に成長! 当初はこれほど人気となるとは予想せず
レクサス 初代NXは同ブランド史上初のコンパクトSUVとして2014年にデビュー。今でこそ世界的にもっともホットな市場となっているが当時の様子は今と全く異なっていた。国産モデルでもホンダ 初代ヴェゼルが登場直後といった状況で、コンパクトSUV市場がこれほどまでに注目されるとは思えないほどであったのだ。
ところが、蓋を開けてみれば初代NXは世界的に大ヒットとなり、ミドルサイズSUVのRXと並んでレクサスの看板車種にまで成長しているのだった。
まもなく正式販売がスタートする新型NXは、初代モデルと同様にガソリンとハイブリッド。そしてレクサス初のプラグインハイブリッドまでラインアップするなど、さらに支持されること請け合いなのだ。そこでレクサスディーラーに今の状況を聞いてきたというワケだ。
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初代NXからの乗り換えだけでなく、輸入車からの買い替え層も支持
都内近郊のレクサスディーラーによれば「連日新型NXの問い合わせが来ている」という。そして「初代モデルからの乗り換えに加え、輸入車など他銘柄オーナーさんからも注文が入っている」と語っていた。新型NXは発売前にもかかわらず、大注目のモデルなのだった。
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高級車なのに!? まさかの実車なし&簡易カタログで商談する衝撃
だが、その一方で「課題もある」と先のディーラーマンは語る。というのも現状デモカーなどは存在せず、カタログで商談を進めている状況なのだという。しかもそのカタログは暫定版であり、いわば簡易的なものであるのだった。
そして商談を進めるうえで詳細な写真を見せる際は、レクサスのホームページに掲載されている海外仕様の画像を使っているという。
2021年8月に発売されたトヨタ 新型ランドクルーザー300も同様の対応となっていたが、いずれにしても実車がないなかで500〜700万円のクルマが契約されるのは、さすが人気車種といったところだ。
後述する半導体問題により、全国定期に展示車の納期も遅れている状況である。そのため、実車を確認した上で契約したいのなら、もう少し待った方が得策である。
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ちなみにレクサスを含むトヨタは、コロナ禍に影響される半導体不足のために工場稼働を2021年10月にも停止すると発表されている。それだけに今後発表される新型車なども納車時期が大幅に後ろ倒れとなる可能性も十二分に考えられる。それだけに新型NXが欲しい方はいち早い注文をオススメする!
【筆者:MOTA編集部 木村 剛大】