【新日本】棚橋がSANADAと熱闘を展開!オカダが後藤とのCHAOS対決に勝利!YOSHI-HASHIはタイチから白星獲得!EVILがオーエンズに勝利し亀裂発生!?コブがタマを下し4連勝!10.1浜松:全試合結果<G1 CLIMAX31>

新日本プロレスは10月1日(金)、静岡・浜松アリーナで『G1 CLIMAX 31』第8戦を開催。

今大会ではBブロック公式戦(4日目)を含む、全6試合が行われた。

メイン(第6試合)の公式戦では、IWGP USヘビー級王者の棚橋弘至(2勝1敗)とSANADA(2勝1敗)が対戦。

両者は合わせたように同じ技を繰り出す試合展開となったが、最後は棚橋がハイフライフローでSANADAを沈めた。

試合後、勝利を収めた棚橋はマイクを手に取り「しっかりみなさんの前で宣言しておきます。ちょっくら、『G1』、優勝してきます。」と力強く優勝宣言。

※全試合結果&試合後バックステージコメントを全文掲載。

『G1 CLIMAX 31』
日時:2021年10月1日(金) 17:00開場 18:30開始
会場:静岡・浜松アリーナ
観衆:1,101人

<試合結果>

▼第1試合 20分1本勝負
大岩 陵平 ×
vs
金丸 義信 〇
7分36秒 足4の字固め

■試合後バックステージコメント

金丸「あ~あ、久しぶりの試合、いいウォーミングアップだったよ。もう1試合やるか。でもパートナーがいねえからな、しょうがねえけどよ。パートナー、どこで何やってんだよ?オイ、戻って来て、やるぞ。デスペ、早く来いよ」

大岩「(※左ヒザを押さえ、足を引きずりながら引き揚げてきて)クソーーーーッ! ああーーーー! また負けた! 全然ダメでした。もっと強くなります。ありがとうございました」

▼第2試合 30分1本勝負
『G1 CLIMAX 31』Bブロック公式戦
ジェフ・コブ 〇(4勝0敗=8点)
vs
タマ・トンガ ×(1勝3敗=2点)
12分47秒 ツアー・オブ・ジ・アイランド→片エビ固め

■試合後バックステージコメント

コブ「よし! オイ、見たか? まず今日のタマは何のズルイ手も使わず、正面から挑んできた。そこはよかったぞ。でもな、オレにとっては楽勝な相手だった。これで4勝0敗。

次は……タイチか。何回タイチと闘ってきたかは覚えてないが、おまえの腰に光る宝が見えるぞ。タイチ、タイチ、タイチ……前回と同じ結果にはならないぞ。今のオレは、去年の『G1』におけるジェフ・コブとは全くの別人だ。

さらにタフになったし、もうナイスなヤツでもない。それから肌の色ももっと黒くなった。おまえにUNITED EMPIREの新生ジェフ・コブの力を味合わせてやるぜ」

タマ「(※左の鎖骨あたりをアイスパックで冷やしながら)コブ、さすが評判通りの強さだな。リスペクトしかねえよ。おまえとシングルで闘ったのは今日が初めてだ。今日はいつもと戦略を変えて、スピードとスタミナを活かした頭脳戦で挑んだ。

でもおまえは、その体のデカさの割に全然息切れもしてなかった。すごいな。おめでとう、コブ。でも、FxxK YOUだ。さて、次はEVILか。ちょっとばかしケリを付けるべき問題もあるよな。 オイ、EVIL、“アイツ”は知ってると思うか? オレはそうは思わないけどな……」

▼第3試合 30分1本勝負
『G1 CLIMAX 31』Bブロック公式戦
“キング・オブ・ダークネス”EVIL 〇(3勝1敗=6点)
vs
チェーズ・オーエンズ ×(0勝4敗=0点)
12分38秒 EVIL→片エビ固め

■試合後バックステージコメント

EVIL「こっちはよ、あいつのこと思って、最初っから負けろっつったのによ。無駄な体力使わせやがって。まあいい、勝ちは勝ちなんで。いいかオイ、このオレが、法律なんだ。いいかオイ、このオレが! 法律だ。何回でも言ってやるよ。このオレがこのリングの法律だ。よく覚えとけ」

オーエンズ「(※ゆっくりした足取りでコメントスペースにやって来て、フロアに腰を落とす)EVIL、どうやらおまえを高く見積もってたみたいだな。おまえが姑息なヤツだってことはわかってたけど、BULLET CLUB同士のシングルではクリーンファイトで挑んでくるはずだって思ってた。おまえも、オレがそう思ってるのをわかってたはずだ。でもおまえはやっぱり、いつも通りだったな。

EVIL、結局のところ、おまえはディック東郷の手助けなしじゃ勝てないんだろ? オレの『G1』、これで0勝4敗だ。予想してた成績には程遠い! 全然勝てないなんて、オイオイ、信じられないぜ! でも毎試合、あと一歩のところまで、本当にあと一歩のところまで相手を追い詰めることはできている。だけど勝つにはなにかが足りない。ああ、0勝4敗じゃ、もう敗退は決まったようなものか?残るは5試合。

次は? “エース”か。そう“エース”ヒロシ・タナハシだ。現在までの成績は0勝4敗だけど、次。エースに勝ったら一気に這い上がっていけるはずだ。それにオレが勝てば、IWGP USヘビー級のベルトに挑戦する権利も手にできる。そうだよな? それからな、ここで勝てれば初出場の『G1』で“エース”ヒロシ・タナハシに勝ったって、正々堂々と胸を張って言える! コーラクエンホールで、オレがショックを与えてやる。(※ゆっくり立ち上がりながら)大番狂わせを見せてやる。絶対に0勝5敗にはならないぞ! そこでオレの『G1』が始まるんだ。見とけよ」

➡次ページ(G1 CLIMAX公式戦・後半)へ続く

<写真提供:新日本プロレス>

▼第4試合 30分1本勝負
『G1 CLIMAX 31』Bブロック公式戦
YOSHI-HASHI 〇(1勝3敗=2点)
vs
タイチ ×(2勝2敗=4点)
22分26秒 カルマ→片エビ固め

■試合後バックステージコメント

YOSHI-HASHI「今日の勝ち点、たかが1勝かもしれないけど、次につながる、これから先につながる大きな1勝だよ。オイ、タイチ、リング上でな、リングの下(で)もさんざん言ってくれたな。これが今の現実だ。オイ、いつまでもな、上から見てんじゃねえ、コノヤロー。

今日もしほかに、これを見てるなかなか頑張っても結果が出ない方々、いるかもしれない。ただオレは、その人たちに大きな可能性を今日、一歩見せれたと思う。そんなあなた方がどんなにバカにされようと、立ち上がるといえばオレはいっしょに、あなたたちと闘っていきたいと思った。こんな時代、こんな時だからこそ、オレはね、そんな人にね、夢をあげたいよ。

ただこの1勝で終わったわけじゃないからな、オイ。次、後藤さん……今から後藤だ。オイ後藤、同じコーナーに立ってるかもしれないけどな、次の後楽園、オレだって勝ち点欲しいし、いっしょに組んでるかもしれないけど、おまえより上にいきたいんだ。いいか、後楽園、必ずオレが初勝利取るからな」

タイチ「ヘヘッ(苦笑)、フハハッ……オレが、オレがショボいのか? YOSHI-HASHIが強くなったのか? どっちだ? オレがショボいのか? あいつが強くなったのか? ……両方だ」

▼第5試合 30分1本勝負
『G1 CLIMAX 31』Bブロック公式戦
オカダ・カズチカ 〇(4勝0敗=8点)
vs
後藤 洋央紀 ×(0勝4敗=0点)
18分06秒 エビ固め

■試合後バックステージコメント

オカダ「なにかあれば……」

--後藤選手との壮絶な同門対決となりましたが、振り返ってみていかがでしょうか?

オカダ「ま、『G1』らしい闘いができたんじゃないかなと思います。ま、ホントに、自分の中では、こういう勝ち方もできるっていうのを、今のほかの対戦相手にも知らしめることができたと思いますし、しっかりとね、まあ今まではレインメーカーだけ、ストレートだけでピッチングしてるようなもんでしたけど、これからは緩急をしっかり使える、そういうプロレスラーになってですね、またブイブイいわせたいなと思います」

--シングルで闘った後藤選手の強さというのは、どう感じましたか?

オカダ「まあ、強くないわけないでしょって。まあ、『G1』に出てるってのもそうですし、ほんとに同じチームとしてずっと見てますから、そこはまあ感じてることなんでね。まあやっぱり、なんかこう、懐かしい感じもしましたし、そういう意味ではなんかほんとに、なんかレインメーカーを思い出させてくれるような相手だったのかなと思いますし。まあでも、まだ4勝ですから、半分もいってないですし、まだ正直、僕、MAXだと思ってないんで。まあ『G1 CLIMAX』のテーマのように、“MAX the MAX”目指して、やっていきたいと思います」

後藤「(※後頭部を押さえながら引き揚げてきて)崖っぷちか……また谷の底へ落とされたな……。また、オカダにだ。(※しばらくの沈黙ののち)だが安心しろよ。オレは、どこからだって這い上がってやる。こうしてな、コメントを出してる元気が、オレにはまだ残ってる! 元気があれば、何でもできる。そうだろ? 今日は負けたけど、明日から! 連勝だ!」

▼第6試合 30分1本勝負
『G1 CLIMAX 31』Bブロック公式戦
棚橋 弘至 〇(3勝1敗=6点)
vs
SANADA ×(2勝2敗=4点)
25分36秒 ハイフライフロー→片エビ固め

▼試合後、勝利を収めた棚橋がマイクアピール

■棚橋「新日本プロレスが、浜松に帰ってきたぞー!こうして多くのみなさんが来てくれて。観てください、9時を回しましたけど。もちろん、心配はあります。でも、少しずつプロレスが、みなさんの日常が、少しずつ戻ってきてますよね。僕から言いたいのは楽しむところはしっかり楽しむ。ふだんの生活を気をつけて、みんな、健康に暮らしていきましょう! それだけです、ありがとうございました!」

ここで一旦引き上げようとする棚橋は観客の拍手にこたえる。

■棚橋「もっとー!ありがとう。やはり棚橋には今日一番の拍手がよく似合う。よ~し、しっかりみなさんの前で宣言しておきます。ちょっくら、『G1』、優勝してきます。じゃあ、最後に!浜松のみなさ~ん!愛してま~す!」

■試合後バックステージコメント

棚橋「(※フロアにゆっくりと座って)よーし、よし。1敗でオカダ追走態勢。行くよ。今日、改めて思ったね、リング1周回って。いろいろ発信するツールはあるけど、プロレスの会場、小さい会場で見てもらったり、『(新日本プロレス)ワールド』で見てもらったり、そういう強くあろうとする思いがね、オレはきっと、プロレスにあると信じてるし。それを見せないと、証明しないと。

言った本人が、応援してくれてるみんなを、会場に来てくださる皆さんを。そしたら、いろんなことが信じられるし、前に進むパワーになるんじゃないかな。あと、今日はね、そういう思いもあったし、去年の『G1 CLIMAX』でSANADAに負けてるから、ここは絶対っていう思いはあったよね。

みんなも知ってると思うけど、オカダとSANADAってまったく同い年なんだよね。オカダがだいぶね、実績では先行ってるのもわかるし、SANADAが……ね、EVILにも先越されて。オレだったらもう、悔しくて悔しくて、“ワーッ!”ってなってるかもしんない。でもSANADAはCOLD SKULLだから、そんなの見せないけど、どっかにあると思うよ。

ただ、オレがどうしてやれるもんじゃないしさ。まあ、みんな、みんな、自分でさ、勝ち取っていくものだからさ。よーし。リーグ戦に情けは無用だ。よーし、よーし、ちょっくら優勝してきます。よーし……。まあでも、『G1 CLIMAX』、シングルでね、SANADAと結構当たるけど、(※ゆっくり立ち上がりながら)SANADAとのシングルは、世界で一番じゃないけど、結構好きです。よーし……」

SANADA「(※コメントスペースに座り込んで)悔しいな。イケメンに、負けるのが、一番、悔しいです。たださ、たださ……棚さんが、このリングで、築き上げてきたこと、オレはリスペクトしてるよ。

ただ、オレは、オレなりの道、このリングでオレなりの道で行く。MAKING the ROADで、CHECK ONE TWO…」

<写真提供:新日本プロレス>

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