宇都宮市中心部を流れる田川の橋脚をスクリーンにした「田川ブリッジシアター」が2日夜、JR宇都宮駅近くの幸橋で開かれ、地域住民や学生ら35人が“橋の下の映画館”を満喫した。
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市内の4大学などでつくる「宇都宮市創造都市研究センター」の学生らが、地域活性化を目的に企画した。河川敷で今夏実施した川砂の除去作業に協力してくれた住民を招待。客席は、除去した川砂を利用して学生が橋下の遊歩道に手作りした。
宇都宮空襲を題材にした学生の自主制作作品と市出身の故立松和平(たてまつわへい)さん作「黄ぶな物語」のアニメーションが上映され、参加者は田川が静かに流れる中、幻想的な空間を楽しんでいた。
同センターのメンバーで作新学院大3年の安野巧真(やすのたくま)さん(21)は「今後も上映会などを開催し、田川周辺の活性化につなげたい」と話している。