コスパの良さが話題のダイソーメスティンに、新タイプ『黒メスティン』ことフッ素加工メスティンが登場しました。SNSでも大注目のダイソーの新メスティン。フッ素加工されたメスティンは通常のメスティンとどう違うのか?実際に調理に使用して検証してみました!おすすめのメスティンレシピと一緒にご紹介します。
脅威のコスパ! フッ素加工されたダイソーの1.5合用メスティンが税込1,100円!
今回ご紹介するのがこの黒いメスティン。全国のダイソーで1,100円(税込み)で購入できます。
発売されるやいなやSNSでも話題沸騰。今回はそんな新メスティンの特徴と、おすすめのメスティンレシピをご紹介します!
サイズも豊富なダイソーメスティンは、メスティン初心者におすすめ!
これまで販売されている通常のダイソーメスティンは、1合用、1.5合用、3合用とサイズも豊富。さらに何といっても1,100円(税込み)で購入できるコスパの高さが魅力です。
一時期はその人気から売切れの店舗が続出していましたが、今は在庫も落ち着き入手しやすくなりました。メスティン初心者でもコストをかけず購入できることは嬉しいですね。
このダイソーメスティンについては、▼こちらの記事▼で詳しくレビューされていますのでチェックしてみてくださいね。
フッ素加工が施された新タイプが登場! これで失敗知らず……!?
1合炊きの販売以降、1.5合用・3合用のダイソーメスティンが販売。その興奮も落ち着いた今、またもやダイソーから新タイプのメスティンが販売されました!
真っ黒でかっこいいフォルムが目を引きます……!
パッケージに記載されている通り、フッ素加工が施されています。ここが最大のポイントのようですね!
実は通常のアルミ製のメスティンは、うまく調理しないとすぐ焦げ付いてしまうことも。しかも、焦げが落ちにくくメンテナンスが大変!というケースも多いんです。
その大変さから、なんと業者にフッ素加工を頼む人もいるほど。その費用は3,000〜4,000円程だそうです……。
そんな中、今回ご紹介するダイソーの黒メスティンは、1,100円(税込み)でフッ素加工まで施されていると言うわけです。うーん、これはお得!
さっそく開封! 同じ1.5合用メスティンと比較してみた
まずは外見からチェックしてみましょう。
こちらがダイソーの黒メスティン。艶消しのブラックが何ともかっこいいですね。
内面もフタの裏面も、しっかりフッ素加工が施されています。
中にはお米の量と水の量の両方の目盛りがあるので、とても便利です。メスティンの代名詞とも言えるトランギア製のメスティンには目盛りがないので、これだけでもかなり高ポイントです。
1.5合用のメスティンと並べてみました。※トランギア製の炊飯目安は1.8合までとなっています。
左から、トランギア・ダイソー黒・ダイソーです。
大きさはほぼ同じ。高さは若干トランギア製が低く見えます。
公式に発表されているスペックで比較してみます。※サイズは持ち手折りたたみ時のサイズです。
数字で比較してみると、一番大きいのはダイソー黒メスティンのようです。1.5合用となっていますが、トランギア製のメスティン同様、1.8合くらいまで炊飯できるかもしれないですね。
使用時のコツ&注意をチェック! コーティングを長持ちさせるために大切なこと
箱の側面に、使用のコツが書かれていました。
従来のダイソーメスティンは、基本的には使用前にシーズニングの作業が必要でした。これはトランギア製のメスティンも同じです。
今回のダイソー黒メスティンは「フッ素加工」が施されているので、シーズニングは不要です。
代わりに、内面を食器用洗剤とスポンジでしっかり洗う必要がありますが、これはどんな製品を買っても同じだと思うので、特に手間を感じません。
通常使用のコツとしては、
- 必ず薄く油をひいて使用すること(炊飯時は不要)
- コーティングを傷つけないように、木や竹、プラスチックの調理器具を使うこと
- コーティングを長持ちさせるために、冷ましてから洗うこと
この3点ですね。
これらのポイントは、フッ素加工のフライパンの使用時の注意と同じですね。正しい使用法とお手入れをすればフッ素加工が長持ちし、その分長く使うことができます。
コスパ抜群とはいえ、大切に使い続けたいですね。
実際に炊飯してレビュー! フタをフライパン化できる
ここからは、実際に炊飯してレビューしてみます!
まずは基本から|ダイソーの固形燃料で自動炊飯
まずはメスティン調理の基本中の基本。固形燃料で自動炊飯してみましょう。
お米1合を洗い、30〜60分浸水させてから、25gの固形燃料で炊飯します。
※野外で炊飯する場合は風防を使いましょう。風の影響で火が弱まり、うまく炊けないことがあります。
▼おすすめのアイテムはこちら▼
火が消えたらタオルなどで包み、10分程度蒸らします。
フッ素加工されたメスティンでも、同じように固形燃料で自動炊飯できました。
固形燃料を使った自動炊飯の方法は▼こちらの記事▼でさらに詳しく解説しています!
フッ素加工されているから、フタを使っての調理も簡単
メスティンは、本体のみならずフタを使っての調理も可能。ダイソーの黒メスティンは、フタの裏にもしっかりとフッ素加工が施されているので焦げ付く心配もなく、気軽に使うことができます。
セリアで購入できるクッカークリップを使えば、フタをフライパンのように使えます。セットで購入しておくのがおすすめです!
試しにお肉を焼いてみます。
フッ素加工されているためなのか、バーナーのゴトクの上をスルスル簡単に動いてしまいます。ゴトクから落ちないように気を付けてくださいね。
お気に入りのスパイスをかけて、もうこれだけでごちそうです……。
ご飯にのせれば文句なし!メスティンひとつで一食が完了してしまいました。
ごちそうさまでした!
季節の食材を使って調理! 炊き込みご飯とパスタの3レシピ紹介
この季節ならではのレシピを作りつつ、ダイソー黒メスティンの性能をチェックしていきます。
【メスティンレシピ①】栗ご飯
まずは、THE・秋の味覚!『栗ご飯』から。
簡単に作れるよう、むき栗(水煮)を使っていきます。
<材料>
- □お米・・・1合
- □むき栗・・・70g
- ■塩・・・小さじ1/2
- ■酒・・・大さじ1/2
- ■顆粒だし・・・小さじ1/2
<作り方>
1.研いだお米を30分程度吸水させたら、ザルにあげ水気を切ります。
2.■の調味料をすべて入れたあと、1合分の目盛りまで水を入れてよく混ぜ、栗をお米の上にのせます。
3.25gの固形燃料か、バーナーなら弱火で15分程度火にかけ(パチパチ音がするようになる頃が目安)、火からおろしたらタオルで包み、15分程度蒸らします。
4.蒸らし終わったら完成です!
水煮のむき栗を使ったので、少し栗は柔らかいですが、ほくほくの栗ご飯ができ上がりました。
【メスティンレシピ②】きのこと秋鮭の炊き込みご飯
お好きなきのこを使った、秋の素材たっぷりの『きのこと秋鮭の炊き込みご飯』です。
<材料>
- □お米・・・1合
- □秋鮭・・・1切れ
- □お好きなきのこ(今回は舞茸)・・・70g
- □きざみねぎ
- ■しょうゆ・・・大さじ1/2
- ■みりん・・・大さじ1/2
- ■酒・・・大さじ1/2
- ■顆粒だし・・・小さじ1/2
お好みで
- □バター・・・5g
<作り方>
1.研いだお米を30分程度吸水させたら、ザルにあげ水気を切ります。
2.■の調味料をすべて入れたあと、1合分の目盛りまで水を入れよく混ぜます。
3.きのこ→秋鮭の順でお米の上にのせます。
4.お好みでバターを入れます。
筆者はお手軽にチューブバターを使います。
チューブバターは10cmくらいで5gです。
5.25gの固形燃料か、バーナーなら弱火で15分程度火にかけ(パチパチ音がするようになる頃が目安)、火からおろしたらタオルで包み、15分程度蒸らします。
6.蒸らし終わったら秋鮭の皮と骨を取り除き、さっくり混ぜて、きざみねぎをちらして完成です!
しょう油の香ばしさとバターの風味がきのこと秋鮭にマッチして、おいしかったです。
今回、少し加熱時間が長かったのでおこげができていたんですが、フッ素加工のおかげで全然こびりつくことなく、するっと鍋肌から剥がすことができました。
洗う際にもゴシゴシと強くこする必要もなく、ストレスなく焦げ付きが落ちました。
キャンプでは、お湯が使えなかったり、合成洗剤が使えない場合も多いので、簡単に洗えるのは大事なポイントです。
【メスティンレシピ③】秋鮭とほうれん草のクリームパスタ
鮭のピンクとほうれん草の緑が映える『秋鮭とほうれん草のクリームパスタ』です。
<材料>
- スパゲティ・・・100g
- 秋鮭・・・1切れ
- 冷凍ほうれん草・・・100g
- にんにく・・・1かけ
- 水・・・100~120cc
- 牛乳・・・100~120cc
- コンソメキューブ・・・1個
- 塩コショウ・・・適量
- バター・・・適量
- オリーブオイル・・・適量
おこのみで
- ブラックペッパー
今回は冷凍ほうれん草を使いますが、もちろん生のほうれん草でもOK。生の場合は1束程度を洗って食べやすい大きさに切って使ってくださいね。
<作り方>
1.スパゲティは半分に折り、鮭は皮と骨を取り除いて一口大に切ります。にんにくはみじん切りにします。
2.メスティンを火にかけ、バターとオリーブオイルを入れたら、にんにくを入れます。
焦げ付かないように香りが出るまで炒めましょう。
3.鮭とほうれん草も入れ、全体がしんなりするまでざっと炒めます。
4.スパゲティを入れ、全体が浸るくらいまで水と牛乳を入れます。
水と牛乳は1:1の割合で入れてください。
5.コンソメを入れたらフタをして弱火で加熱します。
スパゲティがくっつきやすいので、フタをする前に1度混ぜると良いでしょう。
沸騰したら一気に吹きこぼれるので、弱火にするのがおすすめです。
フタをするのは、その方がやや早く沸騰するからです。
6.沸騰したらフタを取り、かき混ぜながら水分が少なくなるまで加熱します。
吹きこぼれやすいので、やけどに気を付けてくださいね。
水分が少なくなり、トロッとしてきたら火を止めてください。あとは余熱で十分です。
7.お好みでブラックペッパーをふり、完成です。
クリームソースが絡んで、おいしかったです!
今回使用したスパゲティは、ゆで時間7〜8分の比較的時間がかかるものでしたが、茹で具合もバッチリでした。
早ゆでタイプのものなどは、水分量を少な目に調整してもいいかもしれません(今回は水・牛乳それぞれ120cc)。
具材も、鮭の代わりにベーコンにしたり、しめじを追加したりとアレンジをするのもおすすめ。オリジナルレシピで楽しんでくださいね♪
フッ素加工なら焦げ付かずメンテナンスも超楽ちん! ダイソーの黒メスティンは初心者におすすめ
フッ素加工されたメスティンがたったの1,100円(税込み)で買えてしまうなんて、さすがダイソー。脅威のコスパです。
安かろう悪かろうではなくフッ素加工の効果は絶大。お手入れも簡単で「文句なし!」のメスティンです。
間違いなく、ダイソー黒メスティンが我が家の1軍キャンプギアに躍り出ました。こうなってくると、ファミリーキャンパーとしてはぜひともラージサイズの3合用も出てほしいなと期待してしまいます。ダイソーさん!お願いしますね!
まだメスティンを持ってない人ももうすでに所持されている人も、店頭で見つけたらぜひチェックしてみてくださいね。
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