ソロやデュオにおすすめの日本製ダッチオーブン!シーズニング不要のLOGOS(ロゴス)「鉄の職人ダッチ」を徹底レビュー

鉄製なのに薄くて軽い!ロゴスの日本製ダッチオーブン「鉄の職人ダッチ」。軽量&コンパクトでソロ〜デュオキャンプにおすすめのダッチオーブンです。一般的なダッチオーブンとは一味違う!?製造方法やデザインなど、魅力を紹介します!

ダッチオーブンのイメージを覆す驚きの軽さ!LOGOS(ロゴス)「鉄の職人ダッチ」の概要

筆者撮影

鉄製なのに薄くて軽い!?驚きのダッチオーブン「鉄の職人ダッチ」。

まずはスペックと軽さを実現した製造方法を説明します!

ロゴス「鉄の職人ダッチ」のスペック コンパクトで軽量!

ロゴス「鉄の職人ダッチ」は少人数調理にぴったりなコンパクトサイズのダッチオーブンです。

【鉄の職人ダッチのスペック】

  • 総重量:(約)1.8kg
  • 容量:(約)1.2L
  • サイズ:(約)幅19×奥行17×高さ16.5cm
  • 内寸:(約)直径15.6/11.5×高さ9.7cm
  • 主素材:スチール

鉄製でありながら驚くほど軽いのが特徴のダッチオーブンです。

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初めて持った時はあまりの軽さに「本当にダッチオーブンなの?」と疑いました!

本体にツルがついているので、吊り調理も可能。

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トライポッドも持っていれば、キャンプ調理の幅が広がりそう!

ロゴス「鉄の職人ダッチ」のこだわり製法“へら絞り”

筆者撮影 刻印されたロゴスマーク

ロゴス「鉄の職人ダッチ」の特徴は、その軽さ。

重たいイメージの鉄製ダッチオーブンをここまで軽量化できた秘密は“へら絞り”という製法にありました。

【へら絞り加工とは】

金属をへら(棒状の道具)で絞り出す加工方法のこと。新幹線やロケットなど、精密性が必要なパーツにも使用されている。

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このへら絞り加工によって、鉄を薄く均一に伸ばすことが可能になり、軽いダッチオーブンができているのですね〜!

【比較】LOGOS「鉄の職人ダッチ」をロゴス製の他ダッチオーブンと比べてみた

筆者撮影

鉄の職人ダッチは、ロゴスの他のダッチオーブンと何が違うのか?

素材や製法を比較してみました!

ロゴス「鉄の職人ダッチ」と他ダッチオーブンのスペック比較

まずは「鉄の職人ダッチ」と近い大きさの「SLダッチオーブン8inch」と比べています。

▼鉄の職人ダッチ

▼SLダッチオーブン8inch

SLダッチオーブンの素材は「鋳鉄」なので、割れないように厚みを持たせて作られています。

一方、鉄の職人ダッチに使用されている「スチール」は鋳鉄と比べ、厚みが薄くても耐えられることが特徴です。

SLダッチオーブンは、ダッチオーブンらしい鋳鉄の保温性・蓄熱性が魅力的

鉄の職人ダッチは厚みが薄いので、軽くて扱いやすいのに加え、効率的に調理が可能です。

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自分の使い方に合わせてダッチオーブンを選ぶと良いですね!

ロゴス「鉄の職人ダッチ」と他ダッチオーブンの製造方法を比較

鉄の職人ダッチに使われている“へら絞り”という加工方法は、他のダッチオーブンの製造方法と何が違うのか?

調査して比べてみました。

ダッチオーブンの多くは鋳鉄で作られている為、型に金属を流し込んで成型する鋳造加工で製造されています。

鋳造加工は1つの型を使用すればいくつも同じ形のものを作ることができるので、大量生産に向いた加工方法です。

へら絞り加工は1つ1つ金属を機械にセットするなど、鋳造加工に比べ手作業が増え、作業効率は低い為どちらかというと少量生産むき。

その代わり薄く均一に、繊細な加工が可能です。

鉄の職人ダッチの制作工程はこちらの動画をチェック↓

機械と職人さんのテンポの良い作業に注目です!

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へら絞り加工で作られた製造効率に縛られないダッチオーブン...“職人”感を感じられてアツいぜ〜!

【レビュー】LOGOS(ロゴス)「鉄の職人ダッチ」を使ってみた!ソロ〜デュオキャンにぴったりのサイズ感

筆者撮影

筆者は、今までダッチオーブンに憧れつつも、使用したことがありませんでした。

そんなダッチオーブン初心者の筆者が、ロゴス「鉄の職人ダッチ」を実際にキャンプで使用し、レビューします!

驚きの軽さ&シーズニング不要でダッチオーブン初心者でも扱いやすい!

やはり、手に持って最初に感じたのは「軽い!」という驚き。

筆者撮影

なんと片手で持てちゃうくらいの軽さとコンパクトさ!

ダッチオーブンに憧れはありつつも、夫婦2人キャンプがメインの筆者。

その重さと大きさに躊躇していた筆者にとっては、かなりありがたいサイズ感でした!

さらに、初回のシーズニング(錆防止のワックスを取り、油膜を作る作業)不要というのも、ズボラな筆者には嬉しいポイント。

「鉄の職人ダッチ」はハードテンパー加工(高温の焼き入れ&油ならし)により、初回は本体を軽く洗い、水気を拭き取った後「油返し」をするだけ。

「油返し」は、熱したダッチオーブンに多めの油を入れてなじませるだけという、シーズニングに比べてだいぶ楽チンな作業なので、筆者にとってはありがたかったです♪

※油返しの詳しい方法は取扱説明書を確認してください。

2人キャンプにちょうど良いサイズ感◎

筆者撮影

筆者が今までダッチオーブンに手を出せなかった理由の一つが“大きさ”。

小さい8インチでさえも、重さも相まってインパクトがあり、2人キャンプでは持て余してしまうのでは...と不安でした。

でも鉄の職人ダッチは直径15.6cmと、筆者が普段キャンプで使用しているステンレス鍋と同程度の大きさ。

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このサイズなら使えるかも!と思いました。

筆者撮影 じゃがいも小3個と玉ねぎ大1個を入れてぴったり

ロゴスの焚き火台Mで使用すると、ちょうど網半分サイズにピッタリ乗ります。

筆者撮影

半分に網を敷いてダッチオーブンを乗せて調理しながら、あいているもう半分で火の調節ができるので、とても使用しやすかったです!

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デュオキャンパーにおすすめしたいサイズ感です!

使い勝手ヨシ!蓋のデザインがありがたい

使用中ありがたかったのが“蓋”のデザイン。

筆者撮影

なんとこの蓋、自立するのです!

さらに、鍋の持ち手(ツル)が暑くならないように引っ掛けておくこともできます。

筆者撮影

【鉄の職人ダッチの“蓋”はここがすごい!】

  • テーブルに蓋を立てかけられる
  • ツルを蓋に引っ掛けて、熱くなるのを防ぐこともできる

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これは便利!ちょっと鍋の様子を見たい時、蓋の置き所に困ることありますよね〜!

ただ、蓋の上部にフチが付いていないので、上に炭を置いて...という調理法には向いていないかも。

筆者撮影 やや炭が滑りやすいですが、置けないことはないです。

とはいえ筆者のように、元々ダッチオーブンの扱いに慣れていない人は、普通の鍋のように使えるので便利だと思います。

シーズニング不要のLOGOS(ロゴス)「鉄の職人ダッチ」は、こんな人におすすめ!

ロゴス「鉄の職人ダッチ」を筆者が特におすすめしたい!と思うタイプの人を挙げてみました。

ソロ〜デュオでキャンプをする人におすすめ!

筆者撮影

「鉄の職人ダッチ」は、ソロ〜デュオで使用するのにぴったりな大きさです。

鳥の丸焼き...はちょっと厳しそうですが、少人数キャンプでダッチオーブンを使いたいなら、この程度の大きさが扱いやすそう。

筆者のように、今までサイズ感と重さでダッチオーブンの購入に悩んでいる人にぜひおすすめしたいです!

ちょっと変わったデザインの国産ダッチオーブンが欲しい人におすすめ!

ぱっと見、「これダッチオーブン?」と思ってしまうデザインの「鉄の職人ダッチ。」

変わった見た目だけでなく、蓋の利便性やこだわりの製法など、知れば知るほど魅力を増すことも特徴の1つです。

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一風変わったタイプの日本製ダッチオーブンが欲しい人におすすめです!

LOGOS(ロゴス)「鉄の職人ダッチ」をおすすめしない人 IH調理やファミキャンには不向きかも

ロゴス「鉄の職人ダッチ」が向いていないかな?と筆者が思う人の特徴をまとめました。

IHに反応しない場合があるかも...

鉄の職人ダッチは、直径15.6cmの大きさと軽さから、キャンプだけでなくお家での使用にも向いています。

ただし、底の面積が狭いので、IHには反応しない場合があるようです。

IHで調理したい人はこちらがおすすめです。

ファミキャンや大人数向けの調理には向いていないかも...

鉄の職人ダッチはワンサイズなため、人数に合わせてダッチオーブンの大きさを選ぶことができません。

デュオキャン以上で使用するなら、8インチ〜12インチまでの4サイズが展開されているSLダッチオーブンがおすすめです。

最大サイズの12インチは、容量6.5Lと大容量!グルキャンでも活躍しそうです。

ちなみに、こちらのSLダッチオーブンも、事前に植物油が塗られているためシーズニング不要。

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ロゴスから現在発売中のダッチオーブンは全てシーズニングいらず!購入後すぐに使用ができてありがたいですね♪

こだわり満載のダッチオーブン!ロゴス「鉄の職人ダッチ」はギアを育てたいソロキャンプ好きにおすすめ

無骨なデザインでこだわりの詰まった「鉄の職人ダッチ」。

筆者は、はじめはダッチオーブンとは思えない見た目に惹かれましたが、知れば知るほど好きになっていきました。

使い込むごとに味わいがます鉄製ダッチオーブン。

キャンプの度に使用して、その変化を楽しむのも良さそうですね♪

▼ダッチオーブンはこちらもチェック!

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