【ノア】武藤が〝野獣〟藤田とノアマットでレアな遭遇「プロレスLOVEを感じた」

藤田に足四の字を仕掛けた武藤

3日のノア・後楽園大会で、〝プロレスリング・マスター〟こと武藤敬司(58)が〝野獣〟藤田和之との遭遇を堪能した。

今回の「N―1 VICTORY」で武藤はAブロックにエントリー。約12年ぶりのシングルリーグ戦は1勝2分けで決勝トーナメント進出はならずも無敗で終えてしっかり存在感を示した。リーグ戦最終日となったこの日はセミの6人タッグ戦に出場し、エムズアライアンスメンバーの田中将斗、望月成晃とトリオを結成して、杉浦軍の杉浦貴、藤田和之、桜庭和志と対戦した。

先発した武藤はいきなり藤田と激突だ。試合後「藤田は初めてかもしれない、もしかしたら。記憶にないんだよ」と同じ新日本プロレス出身ながらレアな遭遇でじっくりグラウンドの攻防を展開。観客にため息をつかせると、ドラゴンスクリューからの足4の字固めで捕獲して悲鳴を上げさせ、ショルダータックルや投げっ放しジャーマンで反撃されるなど激しくやりあった。

試合は望月が杉浦の五輪予選スラムに屈し敗れたが、試合後は充実の表情で「思った以上に藤田のプロレスLOVEを感じたね。それでちょっと食い込みすぎて、やってて楽しかったけど足を引っ張っちまったな」。さらに「まあ、次があるさ。次、リベンジだ」と続けた。天才と野獣の戦いに〝次〟はあるか、期待したい。

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