コンサドーレ野々村社長「もっと上に行くために今のチャレンジを続ける」目指すは圧倒的攻撃で勝つサッカー

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サッカーJ1･北海道コンサドーレ札幌の野々村芳和社長が、STVラジオ『GO!GO!コンサドーレ』に今週はシックなスーツ姿で収録に臨みました。今回は、この話を触れないわけにはいきません。コンサドーレの創設者のひとり、"生みの親"であり"育ての親"でもあったクラブの最高顧問・石水勲氏が9月26日に亡くなりました。コンサのサポーターならずとも、「白い恋人」を生み出した人と言えばピンとくる方も多いはず。今でも製造元の石屋製菓は、コンサドーレのユニフォームスポンサーです。

野々村：僕をコンサドーレの社長という所に置いてくれたのも石水さんだったので、本当に感謝しかなくて。「タイトル取るところを見せよう」というモチベーションでやっていて、今年もタイトルを獲れるものがなくなっちゃっていて、「来年こそは」と思っていたんですけど。それが残念というか、（タイトルを）見せてあげたかったなって思いましたね。

野々村：クラブもJ1にしがみついていられるようになったし、以前と比べても仲間も増えたし、そういうところは石水さんが思い描いていたサッカークラブ像にはだいぶ近づけてきたと思うので…。ここからもっと良いところを、と言う思いは強いですね。

野々村：いまでこそ（クラブの社長を）何となくやれていますけど、当時の僕のキャリアでクラブの社長にしようと思う人は、いなかったと思う。だから石水さんも、僕（に社長）をやらせると言った時に、きっと周りで反対する人はいたと思うんです。実際にそう言う声を僕も聞いたていたりするので。それでも僕みたいのを（社長に）置くって、あの人（石水氏）じゃないと出来ないんじゃないかなって思ったりします。

野々村社長はクラブの公式ホームページにも、石水氏への追悼のコメントを寄せています。そして番組には、多くのサポーター、リスナーから石水氏への追悼や感謝のメッセージが寄せられ、番組内でご紹介しています。

そしてリーグ戦に話を戻すと、コンサドーレは26日のサンフレッチェ広島戦で0-2で敗戦。順位も12位と、目標であるACLプレーオフ出場の3位以内はいっそう厳しくなりました。

野々村：ここ最近のゲームと同じような感じで…。何というか、（J1に）残留はほぼ見えるんじゃないかという所に来て、けっこうチャレンジをしてると思うんです。攻撃で圧倒して勝つ、って。そのチャレンジで僕は良いと思うんです。

野々村：でも、決定機でなかなか点が取れない、我慢が出来ず不運もあって失点しちゃうみたいなことの繰り返しなんで、考えようによっては、勝つことにフォーカスして、もう少し守備的にやってもいいんじゃないかと思うところもなくはない。でも、選手もサポーターも「もっと上まで行きたい」と思っているんであれば、これを続けた方がいいのかなと思いますよ。

野々村：もしね、残留をギリギリのところで争っているんであれば、自然と守備的にならざるを得ないと思う。そうなると「もっと上に行きたい」という成長が止まるようなところがあると思うので。このトライを続けて行くのが良いのかなと思いますよ。

あくまで超攻撃的な"ミシャ･サッカー"の具現化を目指すというメッセージだと理解できます。先週に事実上のミシャの監督続投に言及した野々村社長。天に旅立った石水さんも、きっと同じ気持ちでしょう。

きょう（10月2日）のガンバ大阪戦は、ガンバにってはクラブ創設30年のアニバーサリー･マッチですが、コンサドーレにとっては石水さんへのレクイエム･マッチのつもりで、勝利を届けて欲しいですね。

STVラジオ『GO!GO!コンサドーレ』（毎週土曜 あさ7:30～8:00）

STVラジオ『GO!GO!コンサドーレ』（毎週土曜 7:30～8:00）

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