県内第5波感染者、40代以下が8割

 9月下旬までの県内の新型コロナウイルス「第5波」の感染者3050人のうち、8割強が40代以下だったことが3日までに県のまとめで分かった。感染経路は千人以上が家族・親族間感染で3分の1を占めた。高年齢者を中心にワクチン接種が進む中、感染力の強いデルタ株が流行し、行動範囲が広く接種機会が少なかった若年層を中心に感染が広がった実態が浮き彫りとなった。51日間続いた県独自の緊急事態宣言は終了し、行動制限も緩和されたが、県は「県内外に火種はある」と警戒を求めている。

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