バルセロナが昨オフ放出のスアレス弾でさらなる窮地 ゴール後のパフォも話題に

ゴールを決め電話をかけるしぐさを見せたスアレス(ロイター)

スペイン1部バルセロナの苦境が止まらない。2日に敵地で行われたアトレチコ・マドリード戦に0―2で敗戦。欧州チャンピオンズリーグ・1次リーグのベンフィカ戦(9月29日)に続く公式戦2連敗となった。

昨夏に戦力外として放出したウルグアイ代表FWルイス・スアレスに〝恩返し弾〟を食らった。0―1の前半44分に追加点を決められた中、その後のパフォーマンスが話題にになっている。まずはバルセロナサポーターに向けて謝罪のジェスチャーを行い、その後は電話をかけるような動きを見せた。

特に後者はバルセロナのロナルド・クーマン監督が昨夏に電話でスアレスへ戦力外を伝えたことから、それを皮肉るものだと思われた。しかしスペイン紙「マルカ」によると、本人は「僕が同じ番号を使っていることを知人に知らせるためだった。そうしようと子どもたちと冗談で約束していたんだ。クーマンのことではないよ」と説明した。

また謝罪ジェスチャーについては「得点したらそうしようと前から思っていた。バルセロナに対してリスペクトがあるし、自分はファンでもある。元チームメイトが困難な状況に置かれていること、そしてファンへも配慮したかった」。不本意な形で放出されたスアレスに同情されてしまったが、歓迎すべきことではないのは明らかだ。

© 株式会社東京スポーツ新聞社