★DIYでゲストハウス作ってみた★基礎立ち上げ

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完成写真

レシピの概要

かかった費用

20000円

所用時間

数日

材料

枠用木材(十数本)
砂(数袋)
セメント(数袋)
天端レベラー(数袋)
鉄筋(適量)
アンカーボルト(適量)

工具

コンクリートミキサー
SUZUKID半自動溶接機Buddy
セメント鏝
振動ドリル
ミニミニブロワー

作り方

STEP1

基礎というと、一般の住宅では膝くらいまでの高さの基礎が普通ですが、ゲストハウスなのでどうしようか・・・と考えて調べた結果、完全密閉構造SRC基礎+地熱床工法+24時間換気システムを組み合わせて施工してみることにしました。その全貌は後々明らかになりますが、そのためには超低層の低い基礎を作ります。

STEP2

小屋に近い簡易な建物ですが、基礎の中に鉄筋を埋めて強度を上げたいので、鉄筋同士を繋げていきます。鉄筋が交差する箇所は片方を90度に曲げて接点を溶接して強度を増したいと思います。

STEP3

以前お世話になりましたSUZUKIDさんの溶接機Buudyで溶接していきます。(薄暗くなってから溶接したので写真暗いです)屋外にも楽に持ち出せてスピーディに安定した溶接ができるので本当に重宝します。

STEP4

部分的にですが、2本の鉄筋を溶接して接合できました。これを一定の間隔で同じように溶接していきます。コンクリを流し込むための木枠を作り、この中に鉄筋が入るようにしています。

STEP5

曲げた部分も溶接して強度アップします。細い番線は溶接前の固定用と考えたほうが良いと思います。

STEP6

出番の多くなったコンクリートミキサーで天端レベラーを練っていきます。レベラーはモルタルよりも細かく流動性のあるセメントなので、水平をとりながら固めるのに最適です。

STEP7

天端レベラーはセメントの4倍くらいの値段(1袋25kgで1200~1800円前後)なのでセメントのみを使うより余計にコストがかかります。が、基礎の高さが低い分セメントが少なくていいので比較的安く済んでいると思います。

STEP8

ミキサーで撹拌するとトロットロになります。が、底のほうまでしっかり混ざっているか棒などでつっついて確認しないと混ざっていない場合があるので要注意です。

STEP9

水平と直角はなるべく正確に測った枠を、小さい杭と石ころで適当に固定し、最初は砂+セメントで隙間を固めて液体が漏れないようにしてからレベラーを流し込みました。

STEP10

練ったレベラーをそのままタンクから落とすとビシャビシャになるし、バケツなどに入れてからだと面倒。作ったばかりのシュートがとても役立っています。角にもスーっとレベラーの液体が流れていきます。

STEP11

溶接した鉄筋が一緒に固まるようにセッティングして、この時点でアンカーボルトも入れています。この鉄筋をベースにワイヤーメッシュを全面に敷いていく算段です。レベラーのおかげでそれなりに水平に基礎が固まりました。

STEP12

予めアンカーボルト入れて固めましたが、もう少し強化したいので、後からもアンカー&ボルトを入れていきます。

STEP13

このアンカーの下穴径は12.5mmで実寸は11.5mmなので1mmの余裕をもたせているようです。

STEP14

指定に合わせたコンクリートドリル刃を付けて(レベラーが完全硬化してから)振動ドリルでコンクリに穴を空けます。

STEP15

穴が空くとコンクリの粉塵が沢山出ます。この粉塵が穴に入ったままにならないようにしなくてはなりません。

STEP16

そこで役立つのはこれ、スポイトみたいのでシュポシュポやるのもいいですが、ブロワーでブワーっと・・・

STEP17

って、このブロワー、USBタイプでめっちゃ小さいです!100Vコンセント式のと比べるとこの違い。とてもカワイイ手のひらサイズ!

STEP18

モバイルバッテリーなどに繋いでおけばポケットに入れておいて、いつでもどこでも使えて便利です!(ちゃんとスイッチも付いてて先端ノズルも取り外せます。)

STEP19

空けた穴にアンカーを差し込んで鉄の棒で打ち込めばアンカーが固定されます。打ち込み用の専用の棒も売ってますが、端材で丁度良い棒があったので、買わずに済ませました。

STEP20

仮ですがこんなかんじでアンカーにボルトを入れて土台を固定することになります。

STEP21

基礎全体が完全硬化したら、その今度はその上に土台を乗せていきたいと思います。まだまだやることがいっぱいで楽しみです。

レシピのコツ・ポイント

地面が凸凹しているので、枠の下に隙間ができてしまって流れ出る箇所もありました。セメントを追加して対処しましたが、なるべく隙間が無い状態で流し始めるのがマストだと思います。

やってみた感想

やっぱり自分の好きな工法の組み合わせや寸法などを考えてゼロ(基礎)から作れることがDIYの醍醐味だと思います。自己流で考えたやり方や組み合せなので、プロ目線では首を傾げるところも多いかもしれませんが個人で楽しんでいますので何卒ご了承ください。

レシピを書いた人

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