昭和女子大学、会計ファイナンス学科で日本税理士会連合会による寄附講座を開講 女子大学で初

昭和女子大学のグローバルビジネス学部会計ファイナンス学科では、1年生を対象に、2022年度後期から日本税理士会連合会による寄附講座「税理士による租税講座」を開講する。日本税理士会連合会が学生に対して寄付講座を行うのは、女子大学で初めて。

2018年4月にグローバルビジネス学部に開設した会計ファイナンス学科では、1年次にビジネスの基礎となる簿記を集中的に学び、応用分野の一つとして税金について学んでいる。

2・3年次には幅広い金融リテラシーを身につけるとともにキャリアプランに応じた専門性を深める。全員が日商簿記検定2級の合格を目指しており、2020年11月の第156回日商簿記検定3級では、38人の1年生(現2年生)が合格(合格率67.9%)、全体の合格率48.5%(東京商工会議所発表)を大きく上回った。

2022年度後期からの「税理士による租税講座」では、1年生全員 (約80名)を対象に、租税法、租税法実務、税理士制度、税理士業務について、全15回の授業が行われる。

日本税理士会連合会は、1995年度から租税法に関する大学の教育・研究活動を助成し、健全な納税者意識の醸成と税理士制度の周知を目的として寄附講座を開設している。この「税理士による租税講座」は、地域の税理士会の推薦に基づき、毎年全国の大学で実施しており、2022年度は東京税理士会の推薦で、昭和女子大学が開設大学として唯一選ばれた。

参考:【昭和女子大学】税金の「会計リテラシー」向上目指して「税理士による租税講座」開講

© 大学ジャーナルオンライン