〈スライドショーあり〉「うんまいもん」求めて なおえつ四十物祭り  建物やまちの魅力も再発見

 直江津の「うんまいもん」と歴史ある建物を楽しむ恒例イベント「越佐なおえつ四十物(あいもの)祭り」が3日、上越市中央3のライオン像のある館で開かれた。「まちおこし直江津」主催。

 江戸時代、越後の中心が高田城下に移る中で、親子三代で海産物の商権を直江津に復権させた福永十三郎を顕彰する行事。四十物は魚の塩漬けなど、鮮魚と干物の間を指す言葉。北前船寄港地としての歴史や、地元の「うんまいもん」といったさまざまな思いや意味を込めイベント名にしている。

歴史ある建物で直江津の「うんまいもん」を販売。多くの人が訪れた

 会場で一番人気は能生産のベニズワイガニ。引換券の受付には、開始2時間前から人が並び最大200人が列を作った。この他、富山市の四十物昆布、佐渡産のぬかサンマとイワシ、竹細工、地元菓子店の銘菓やワンコインボトル、無印良品による豚汁販売などに多くの人が訪れた。

 まちおこし直江津の佐藤和夫代表は「文化財である会場や直江津について知ってもらい、魅力再発見につなげたい。三・八市とも連携して、町中のにぎわいづくりにも協力したい」と語った。

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