【RIZIN】斎藤裕が刺激的意気込み「朝倉選手よりはいい試合をしたいと思います」

斎藤裕(左)と牛久絢太郎(東スポWeb)

格闘技イベント「RIZIN.31」(24日、神奈川・ぴあアリーナMM)の会見が行われ、RIZINフェザー級王者の斎藤裕(34)がDEEPフェザー級王者の牛久絢太郎(26)を迎え初防衛戦を行うことが発表された。

今回の試合でのタイトル戦を希望していた斎藤は「会見で『ベルトをかけて戦う』と言った以上、提示された相手と戦うつもりでした。今回、自分がメインでやるというのが大事だと思うので、序盤からぶっ倒しに行くのでよろしくお願いします」と快勝を誓う。その相手には一時、6月の東京ドーム大会で朝倉未来に一本勝ちしたクレベル・コイケが浮上していたが、その負傷などで消滅。そこへかねて名乗りを上げていた牛久が対戦相手になった格好だが「若くてDEEPの現役王者で修羅場というか厳しい戦いを乗り越えてきた、タイトルマッチにふさわしい相手だと思います」。試合に向けて「いろんな攻防があった上で、最後は衝撃の結末、KOを目指して頑張りたいです」と力をこめた。

また、昨年11月に勝利した朝倉未来からはリマッチを求められている上に「フェザーのチャンピオンベルトは(自分が)一番似合う」「(斎藤は)華がない」などと刺激的な言葉で挑発され、年末の再戦もささやかれているが「僕はとにかく10月24日にすべてをかけて、と考えているので、今から年末どうこうというのはないですね」とバッサリ。その上で「その人に華があるかないかはその人の感覚のなので。ただ、朝倉選手よりはいい試合をしたいと思いますね」と、リング上での戦いの如く冷静かつ的確に応じて見せた。

対する牛久は「初参戦でタイトルマッチに選んでいただいてありがとうございます。いろいろ言われていますが、ぶち壊しにいくのでよろしくお願いします」と下克上を宣言。斎藤を「打撃、寝技、レスリング、全部できる頭のいい選手の印象があります」と分析した。

さらに会見では、大相撲元十両貴ノ富士のスダリオ剛(24)が、現役米軍兵のSAINT(28=米国)と対戦することも発表された。

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