岡山市長選挙で3選を果たした大森雅夫氏 一夜明け決意新たに

任期満了に伴う岡山市長選挙の投開票が3日に行われ、現職の大森雅夫さんが3回目の当選を果たしました。一夜明けて市役所に登庁した大森さんが、3期目への決意を語りました。

大森さんは11万19票を獲得し、無所属・新人の浦上雅彦さん(56)に2万6000票余りの差をつけ、3回目の当選を果たしました。

(岡山市長選で3選/大森雅夫さん[67])
「岡山市の発展のため、岡山市民の生活がさらに充実するように、皆さん方と一緒に全力を尽くしていきたい」

大森さんは、市長選で中心市街地の活性化や待機児童解消への取り組みなど2期8年の実績を市民に伝え、続投を訴えてきました。

両候補が推薦を依頼した自民と立憲民主が自主投票とする中、大森さんは公明と日本維新の会県支部組織から推薦を受けるなど支持層を固め、新人の浦上さんを退けました。

一夜明けて岡山市役所に登庁した大森さんは、選挙管理委員会の火矢悦治委員長から当選証書を受け取りました。

(岡山市長選で3選/大森雅夫さん[67])
「どこのボタンを掛ければどう動いていくかもある程度分かっている。動きを強めていきたい」

岡山市長選の投票率は34.01%で、過去最低だった前回を5.66ポイント上回ったものの、戦後3番目の低さとなりました。

(岡山市長選で3選/大森雅夫さん[67])
「いろいろな政策課題について投げかけながら、関心を持っていただく人を多くしていく」

会見で大森さんは、これまで進めてきた取り組みに加え、周辺部のにぎわい作りや農家の後継者問題など、選挙で改めて気付いた課題にも向き合っていきたいと話しました。

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