NZも感染ゼロ戦略を断念

デルタ株で「非常に困難」

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4日、ニュージーランド・ウェリントンで記者会見するアーダン首相(AP=共同)

 【シドニー共同】ニュージーランドのアーダン首相は4日の記者会見で、新型コロナウイルスの「市中感染ゼロ」を目指す戦略について、感染力の強いデルタ株の流行によって「非常に困難になった」と述べ、断念したことを事実上認めた。

 ワクチン接種を加速させ、ウイルスとの共存を模索する。感染ゼロ戦略は二大都市で封鎖が続くオーストラリアも8月に断念し、経済再開に向けかじを切っている。

 アーダン氏は、これまで自ら先頭に立って実施してきたゼロ戦略は「驚くべき成果を上げたし、正しいことだった」と強調。その上でデルタ株の流行やワクチンの普及で「対策を変える」必要が生じたと説明した。