【全日本】3冠王者ジェイク・リーがV3予告「宮原は宣伝に集中させる」

宮原健斗(左)とジェイク・リー(東スポWeb)

全日本プロレスの3冠ヘビー級王座を争う王者ジェイク・リー(32)と宮原健斗(32)がピリピリムードだ。

16日の東京・大田区総合体育館大会で行われる3冠戦を控え、2人は4日に都内で行われた会見に出席。宮原は「ついにこの時が来たなと。俺には主役が居心地いい。主役が似合う男がチャンピンであるべき。ベルトを失い、この1年半で3冠ベルトを巻くためにプロレスをしていると気づいた。ベルトとともに宮原健斗を世間の皆様に知らしめたい。一つ言えるのはプロレス界は俺に任せろということ」と、王座返り咲きへの熱い思いを激白した。

すると冷酷な笑みを浮かべて聞いていたジェイクは「固い決意は感じたよ。ただお前は主役じゃない。営業部長、宣伝部長だ」とチクリ。かねてV2戦で退けた諏訪魔を専務に専念させ、宮原に団体の営業と宣伝に専念させると口にしている。

しかも来年の団体創立50周年イヤーについて聞かれた宮原が「俺は今を生きている」と強調したのに対し、ジェイクは「『今を生きてる』と言ってたけど、俺はその一歩先を見据えて行動している。50周年ですよ。この時に誰がこれ(3冠ベルト)を持っているか、とても大切なこと。そのビジョンが見えていないなら、もうちょっと考えた方がいいと思いますよ」と挑発的に言い放った。

2人の間に緊張感が漂う中、さらに王者は「ここで俺がしっかり防衛して、隣に座っている宣伝部長をもっと(宣伝に)集中させる。(全日本は)俺がつくっていく」と予告。V3の自信をみなぎらせた。

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