【新日本・G1】快進撃続く怪物・コブがタイチ撃破で5連勝 Bブロックは早くも4選手が脱落

タイチ(手前)をTOTIでフィニッシュするコブ(奥)(東スポWeb)

新日本プロレス4日後楽園大会の「G1クライマックス」Bブロック公式戦で、ジェフ・コブ(39)がタイチ(41)を破り開幕から無傷の5連勝を飾った。

快進撃を続けるダークホースの勢いが止まらない。驚異の身体能力を誇るコブは、この日もアスレチックプレックス、その場飛びムーンサルトと肉体を躍動させてタイチを攻め立てた。

ツアー・オブ・ジ・アイランド(TOTI)をのど輪で防がれると、デンジャラスバックドロップ、ジャンピングハイキックで反撃を許す。再度のTOTI狙いもカウンターのアックスボンバーを浴びて窮地に陥ったが、ブラックメフィストだけは許さない。ジャンピングハイキックをかわすと投げ捨て式ジャーマンで再逆転。最後はついにTOTIをさく裂させて3カウントを奪った。

同じく全勝のオカダ・カズチカと首位を並走するコブは「俺は去年まで俺とは全く違う。今の俺は猛獣、恐ろしいモンスターだ。これで5勝0敗。残り4人にもTOTIを味合わせてやる。敗者のお前たちは、ジェフ・コブが東京ドームのメインに立つ姿をしっかり目に焼き付けるんだな」と豪語した。ともに5戦全勝のコブとオカダが公式戦(20日、日本武道館)での直接対決を残しているため、この日までに4敗を喫しているBブロックの選手は優勝決定戦(21日、日本武道館)進出の可能性が消滅。数字上では後藤洋央紀、YOSHI―HASHI、タマ・トンガ、チェーズ・オーエンズの4選手の脱落が決定した。

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