秦野市長選 元市職員の佐藤氏が立候補の意向「決断と実行で新しい風を」

佐藤伸一氏

 任期満了に伴う秦野市長選(2022年1月16日告示、同23日投開票)に、新人で元市産業振興課長の佐藤伸一氏(54)が立候補する意向を固めたことが4日、分かった。

 神奈川新聞の取材に佐藤氏は「6年前に認可を受けた(本年度開設予定の)新東名高速道路秦野サービスエリアスマートインターチェンジ(仮称)周辺の受け皿作りが進んでいない。このままではまちづくりの停滞が続いてしまう。新型コロナウイルス対策では他市に追随し、秦野らしさが見えない。決断と実行で新しい風を吹かせたい」と出馬の動機を語った。

 市長選を巡り、出馬の意向が明らかになったのは初めて。現職で1期目の高橋昌和氏(64)は、態度を明らかにしていない。

 佐藤氏は早大院卒。1989年に市役所に入り、広報課長、産業振興課長などを経て、今年4月末に退職した。

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