秋の一日に常総線めぐり 関東鉄道が「とくとくラリー」 「竜ヶ崎線ワンマン50周年記念乗車券」も発売

「とくとくスタンプラリー」のポスター(左)と「竜ヶ崎線ワンマン運転開始50周年記念乗車券記念乗車券」(台紙・表面)(右)

緊急事態宣言やまん延防止等重点措置の全面解除でスタートした2021年10月。カレンダーをめくるのに合わせ、鉄道事業者各社の秋の利用作戦が一斉にスタートした。

茨城県の関東鉄道は2021年10月1日から、「とくとくスタンプラリー」を開始した。2021年12月5日までの土日曜日と祝日限定で、「常総線一日フリーきっぷ」を利用して沿線の協賛店を訪れると、スタンプを押印するとともに、店舗で割引や試食などのサービスを受けられる。

JR東日本水戸支社と茨城県が同期間に展開する、「いばらき秋季観光キャンペーン」に呼応して、鉄道の利用促進を図りつつ沿線の魅力を知ってもらう目的。関鉄サイドの特典は、スタンプ1つで「オリジナル缶バッジ」、2つで「オリジナル・じわっととろけるアイスクリームスプーン」を取手、守谷、水海道、下妻、下館の5駅で進呈する。

ラリーに協賛するのは、取手の弁当店、守谷のラーメン店、水海道のホテル、石下の酒造メーカー、下館のお好み焼き店など34店舗。関鉄は2021年4月24日から2022年3月31日までの約1年間、「常総線一日フリーキップで行く得店キャンペーン!」を実施中で、10~12月をいわば特別期間として、新顔の参加店舗も増やして誘客に取り組む。

また、関鉄は2021年9月17日から、「竜ヶ崎線ワンマン運転開始50周年記念乗車券」を発売中。関鉄によると、竜ヶ崎線は日本の旅客鉄道のトップを切って、1971年8月からワンマン運転を開始した。記念きっぷは横14.7センチ、高さ21センチ(台紙)の大判で、新旧の車両などをデザインした。1セット650円、関鉄のインターネットショップでも取り扱う。

画像:関東鉄道
記事:上里夏生

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