【特集:ドライブレコーダーの進化に迫る】
株式会社デンソーテン(以下、デンソーテン)は営業車両などの社有車を主なターゲットに、通信型ドライブレコーダー「G500Lite」のサービス展開を行っている。クラウドサーバーと連携して、車載器で録画した事故やヒヤリハットの映像を、AIが自動で抽出する機能などが特徴だ。
取得したヒヤリハットなどの映像は、G500Liteの導入企業で、安全運転教育などに活用されている。そのほかにも、走行データから運転日報を自動作成する機能もあり、業務効率のアップにも貢献できる。
株式会社KANSOテクノス(以下、KANSOテクノス)は、社有車による労働災害、つまり交通事故を防止するためにドライブレコーダーを役立てている。環境・土木・建築とさまざまな現場に出向く企業ならではの活用方法と、事故防止の取り組みについて、同社の安全部に所属する尾崎克之氏と川端勝司氏に話を伺った。
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■あらゆる現場に向かう会社として
――まずはKANSOテクノスの事業内容を教えてください。
尾崎氏:
KANSOテクノスは、主に環境・土木・建築の事業分野からなる総合エンジニアリング企業です。環境調査や、インフラ・建築物の施工・維持管理などを行っており、山や川、海や都市など、あらゆるフィールドが現場になります。
――現場に向かう際は、社有車で移動しているんですか?
尾崎氏:
そうですね、レンタカーを使う場合もありますが、基本的に社有車で現場に向かいます。業務の内容上、少人数で行動することが多いので、トラックなどの大型車両ではなく、乗用車による移動が主です。
KANSOテクノスが業務に使用している社有車
(写真提供:KANSOテクノス)