自動車メーカーが自動車保険業界を揺さぶる流れ

ブリュッセル--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 先週イーロン・マスク氏によって、テスラが10月からテキサス州でUBI(利用ベースの保険)商品を販売する意思が発表されました。その前には、GMとフォードによって最近、テレマティクス保険プログラムが開始されました。接続性が搭載される流れは、ついに保険にも影響を与えるようになりました。

トレイマス・コンサルティング・グループの最新の調査によれば、コネクテッドカー保険が従来の自動車保険に置き換わりつつあり、これはCOVIDパンデミックだけでなく、OEM各社の独自の取り組みによって促進されています。

コネクテッドカー保険の世界的調査では、今では多くの保険会社で新規契約の50%以上がコネクテッドカー保険となっていることが明らかになっています。さらにこの2年間で、少なくとも13社のOEM企業が保険テレマティクス商品を発売しており、そのすべてが組み込み接続機能を利用しています。

リサーチ・ディレクターのアンドリュー・ジャクソン博士は、次のように述べています。「COVID-19のロックダウン期間中に自動車の使用率が激減したとき、保険加入者は実際の走行距離に応じた価格を要求しました。OEMはこの間隙への進出を進め、その意思の明確な現れとして、OEM各社独自のUBIプログラムの半分ではコネクテッドカーのデータのみが使用され、保険会社やテレマティクス・サービス事業者(TSP)の関与は排除されています。」

少なくとも17社のOEM企業が、すでに価格変動型保険付きのコネクテッドカー・サービスを販売しており、フォード、GM、起亜、ヒョンデ、メルセデス・ベンツ、ステランティス、テスラ、トヨタ、フォルクスワーゲンで利用できます。自動車メーカーが保険会社と提携する事例も多数存在します(例:フォードとアリティー、GMとアメリカン・ファミリー、フォードとオクト・テレマティクス、PSAとAXA、ダイムラーとスイス・リーなど)。

ジャクソン博士は、次のようにも述べています。「一般的に保険は自動車のTCO(総所有コスト)の10~15%を占めることに留意すべきです。つまり、これを減らすことができれば、OEMの販売、特に事業用車両の販売に大きなプラス効果が生まれます。」

トレイマスの画期的な報告書では、OEMの戦略と保険会社の課題を分析しています。本報告書は、5大陸の主要15カ国・地域を分析し、2030年までの予測を行い、上位26社の保険会社とTSPを紹介しています。

調査の概要は、こちらから無料でダウンロードできます。

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トレイマス・コンサルティング・グループは、接続&自律モビリティーに全面的に集中した初の戦略的コンサルティング&リサーチ会社です。当社は、保険会社、自動車メーカー、ティア1サプライヤー、テレマティクス・サービス事業者といったすべての主要なモビリティー関係者が戦略を策定して展開する手助けをしています。

詳細情報については、リサーチ・ディレクターのAndrew Jackson(insurance@ptolemus.com)にご連絡いただくか、www.ptolemus.comをご覧ください。

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