ヴァン・ヘイレンのボーカル、デイヴィッド・リー・ロス引退へ「人生は短い」

ヴァン・ヘイレンのフロントマンとしても知られるデイヴィッド・リー・ロス(66)が引退を発表した。デイヴィッドの最後のソロコンサートは今年の大晦日にラスベガスでスタート、来年1月8日までの5公演で見納めとなる。

ライブ会場ハウス・オブ・ブルースでの定期公演について、デイヴィッドは地元紙ラスベガス・レビュージャーナルにこう話す。「リタイアするよ。これが最初で唯一の公式な発表だ。聞いたかい。世界中とシェアしてくれ。これを説明するつもりはない。説明は金庫にしまってあるよ。これが私の最後の5公演だ」

そして、エディ・ヴァン・ヘイレンが昨年10月、がんとの闘病後、65歳で帰らぬ人となったことで自らの人生について考えさせられたようで、「人生は短い、そして私のそれはさらに。そう思わざるを得ないし、そこに背中を押されたんだ」と続けていた。

エディ、アレックス・ヴァン・ヘイレン(68)、マイケル・アンソニー(67)と共にヴァン・ヘイレンのオリジナルメンバーとして活躍したデヴィッドは、1974年から85年まで在籍し、96年に再加入するもまた脱退し2006年に復帰、エディの死まで同バンドに所属していた。

2007年には同バンドでロックの殿堂入りを果たしたデヴィッドは、2012年の『ア・ディファレント・カインド・オブ・トゥルース』まで7枚のスタジオアルバムに参加、他にもソロアーティストとしては1986年のデビューフルアルバム『イート・エム・アンド・スマイル』がビルボードTOP200のトップ5入り、米国内だけで200万枚以上の売り上げを記録した。ソロとして最後のアルバムは2003年の『ダイヤモンド・デイヴ』となっている。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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