プレミアに旋風巻き起こすブライトン!好調支えるポゼッションと効率性

 ブライトンは、今シーズンのプレミアリーグで旋風を巻き起こしている。7試合でわずか喫した敗北はわずか1つで、リーグを代表するビッグクラブと肩を並べている。2017-18シーズンに昇格してから下位に沈んでいたブライトンにとって今シーズンは目覚ましい進歩と言え、さらにほぼ昨季と同じメンバーで成し遂げているから驚きだ。では一体、シーガルズの何が大きく変わったのだろうか。

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ポゼッションとインテンシティ
 グレアム・ポッター監督は、以前からブライトンで自身のスタイルを確立してきた。3-4-2-1と3-5-2を組み合わせが機能し、攻撃を急がずじっくりボールを持つカラフルなサッカーを披露している。マンチェスター・シティやチェルシーと同じくらいパス回数が多く、今シーズン10本以上のパスを繋げたのは実に88回。これはリバプールとマンCに次いで多い数字だ。さらに守備面でも大きな変化を見せ、激しいプレスを仕掛け相手の自由を奪い、高い位置からプレッシャーを与えて多くの決定的なチャンスを演じている。

効率性
 ブライトンはアーセナル戦で見られたように、エリア内での効率が非常に良い。ゴール期待値は昨シーズンの3.8から今季3.9とあまり変化はないが、エリア内に入った時のクリエイティビティが格段に上昇。予想ゴール数がトップリーグで4番目に良いチームとなっている。後はブライトンがこの調子をどこまで維持できるかが課題に。シーズン終盤にUEFAチャンピオンズリーグを争うのは考えにくいものの、不可能ではない。

旋風巻き起こすブライトンが起こした変化とは? Photo Robin Jones

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