【新型コロナ】川崎市のワクチン接種、11月から大幅縮小「10月中に1回目を」

川崎市の福田紀彦市長(資料写真)

 新型コロナウイルスワクチン接種を巡り、川崎市の福田紀彦市長が5日、定例会見で「希望する人は10月中に1回目接種を」と呼び掛けた。同市で実施している大規模会場などでの接種は11月から大幅に縮小する予定で、11月は2回目接種が中心になるという。

 現在、同市では予約枠が埋まらない状況が生じている。例えば大規模接種会場の12~31日の予約状況は、4日時点で2万6100回分の4.5%、1195回分しか入っていない。

 11月から同市の集団接種会場、大規模接種会場、南部接種会場では2回目接種が中心となり、各医療機関での個別接種も減る予定だ。福田市長は「仮に11月に1回目を打っても2回目は困難になる」とし、「様子を見ようと思っている人も、すみやかに予約を」と訴えた。予約なしで受け付ける体制の準備も進めているという。

 川崎市民の3日現在の接種率は1回目が73%、2回目が62%という。

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