広島・佐々岡監督 守護神・栗林 “温存” でサヨナラ負けに「試合前から決めていた」

広島・菊池保(中)は押し出し四球でサヨナラを許し、ガックリ(東スポWeb)

広島が5日の中日戦(バンテリン)に痛恨のサヨナラ負けで4連敗を喫し、借金は再び15まで膨れ上がった。

3―3の同点で迎えた9回だ。佐々岡監督がマウンドへ送り出したのは栗林ではなく、菊池保だったが、ピリッとしない。いきなり先頭・京田に四球を許すなどして二死満塁のピンチを招くと、高橋周に痛恨の押し出し四球を与えて万事休す。

今季3度目のサヨナラ負けとなった佐々岡監督は「同点ということで、菊池保に託したが、勝負球が甘いとか、経験がある投手の中で、押し出しというのはね…」とぶぜんとした表情を浮かべた。

9月30日の登板からここまで4日間、登板機会のなかった栗林を温存したことに指揮官は「週初めでもあるし、セーブシチュエーション以外では使わないと試合前から決めていたので」と説明したが、悔しい敗戦となった。

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