【ミャンマー】スー・チー氏、元地方幹部の贈賄証言を一蹴[政治]

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ミャンマーの民主化指導者アウン・サン・スー・チー氏は4日、同氏の汚職容疑に対する元地方政府幹部の証言を「ばかばかしい」と一蹴したもようだ。独立系メディアのミャンマー・ナウなどが4日伝えた。

証言したのは、最大都市を抱えるヤンゴン管区の首相を務めていたピョー・ミン・テイン氏。1日に首都ネピドーで開かれたスー・チー氏の汚職容疑に関する裁判で、自らが同氏に行った贈賄について証言。自身の事業への支援への見返りとして、スー・チー氏に60万米ドル(約6,700万円)の現金と11.4キログラムのゴールドバーを渡したと供述した。

スー・チー氏の弁護士であるキン・マウン・ゾー氏によると、スー・チー氏は4日、輸出入法違反など別の容疑に関する裁判前に担当弁護士と面会。ピョー・ミン・テイン氏の証言について具体的なコメントはせず、「ばかばかしい」とだけ述べたという。

民主派が結成した「挙国一致政府(NUG)」で法相を務めるテイン・ウー氏は、「ピョー・ミン・テイン氏の証言は国軍に強制されたものである可能性がある」と述べた。

ピョー・ミン・テイン氏は、スー・チー氏が党首を務める前与党・国民民主連盟(NLD)の中心的な人物として、同氏の後継とみられていた時期もあった。

2月1日のクーデターで拘束され、国軍は3月、汚職防止委員会(ACC)がスー・チー氏を汚職容疑で捜査する中、ピョー・ミン・テイン氏が贈賄を認めたと発表。その数日後、同氏がスー・チー氏への贈賄を供述する動画を公開した。

ピョー・ミン・テイン氏はNLD政権の他の閣僚らと異なり、国軍から容疑をかけられていない。