石原さとみと田中圭が因縁の再共演 二日酔い“マジギレ事件”経て緊張感

左から田中、永野、石原(東スポWeb)

女優の石原さとみ(34)、俳優の田中圭(37)が5日、都内で行われた映画「そして、バトンは渡された」(29日公開)のジャパンプレミアに登場した。2人は別作品の撮影で、石原が田中にガチギレしたと報じられたこともある仲だ。〝因縁〟の再共演で、撮影中は田中の背筋がピン!と伸びていたという。

同映画は4回も名字が変わった高校生が、親からの想像を超えた愛を知る感動作。主演女優の永野芽郁(22)が高校生、田中はその義父、石原は魔性のシングルマザーをそれぞれ演じた。

昨年暮れに一般男性と結婚した石原にとって初の母親役だ。共演はほかに、子役の稲垣来泉(くるみ=10)、市村正親(72)、大森南朋(49)らが顔をそろえた。

イベントは和やかなムードで進行したが、撮影では石原に〝負い目〟を持つ田中が肝を冷やしながら演じていたという。

それもそのはず、昨年7月期の連続ドラマ「アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋」(フジテレビ系)の撮影中、主演の石原が共演の田中にガチギレしたと同年7月に「女性セブン」に報じられたからだ。

同誌によれば、大の酒好きである田中が同年4月、二日酔いで撮影現場入り。周囲は苦笑いしたが、石原は座長として田中に「集中してくださいよ…」とチクリ。冗談めかしてはいたものの、目つきは険しく、ガチギレモードだったという。

石原の〝一喝〟以降、二日酔いで現場入りすることはなくなった田中。泥酔エピソードに事欠かない豪快な役者だが、年下の石原からピシャリとたしなめられことは、いい教訓になったようだ。

「『そして――』のキャスティングは2019年中に固まったそうです。石原さんが『アンサング――』の撮影中に田中さんを〝一喝〟した半年後に『そして――』の撮影が始まり、石原さんと田中さんは再び顔を合わせました。〝ガチギレ事件〟があったため、田中さんは『さとみサンがいる…』と襟を正し、緊張感を持って撮影に臨んでいたと聞きました」(関係者)

この日のジャパンプレミアで、石原が撮影中に「(稲垣が)田中圭くんと大森南朋さんにいたずらをした」とキャスト陣の仲の良さをアピールすると、田中も笑ってうなずいていた。

一方、田中は役柄と自身の性格の共通点を聞かれ、「料理をしない。メガネをかけていない。共通点は懐の広さくらい」と渾身のジョーク。会場から笑いがこぼれると、「(今)笑った人は失礼ですからね!」と突っ込んで盛り上げた。

© 株式会社東京スポーツ新聞社