JR九州 A列車で行こうが10周年を迎える
魅力的な観光列車が多数運転されているJR九州。中でも人気な列車の1つ「A列車で行こう」が10月8日に運行開始10周年を迎えます。
JR九州 「A列車で行こう」
この列車は熊本~三角間を鹿児島本線・三角線(あまくさみすみ線)経由で繁忙期や週末を中心に1日2~3往復運転されている特急列車です。
「16世紀に天草に伝わった南蛮文化」をテーマとして作られ、「ヨーロッパをイメージした大人の旅を演出」というコンセプトから天草(Amakusa)や大人(Adult)の頭文字「A」が列車の名称に付けられました。
車両はキハ185系の改造車による2両編成で、ステンレス製の車体ながら黒と金の洒落たラッピングがされています。車内はステンドグラスが配され、内装は白系に壁・棚・床を木目調とした落ち着いた雰囲気です。また本格的なバーカウンタを備えジャズが流れる空間はまさに「天草への大人の旅」を演出しています。
これまでの累計乗客数は約41万人(9月末時点)で、平均乗車率は51%です。2020年度の平均乗車率は30%で、新型コロナウイルスの影響で軒並み10~20%に落ち込む観光列車が多い中で人気の高さが伺えます。
10周年記念出発式が10月9日に開催
10月9日は熊本駅で記念の出発式が開催されます。同日からボールペンやコースターなど記念商品の車内販売が実施されます。