ドコモとアイテック阪急阪神、大阪・梅田で人口分布の実証実験実施

アイテック阪急阪神株式会社(以下、アイテック阪急阪神)は、「国内人口分布統計(リアルタイム版)」についての実証実験を2021年10月から実施している。9月29日付のプレスリリースで明かした。

アイテック阪急阪神は、多様なライフスタイル・ワークスタイルに対応可能な都市サービスやまちづくりの推進における、最新技術の利活用を検討している。同実証実験は、株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)と共に大阪・梅田で実施する。実証の目的は、リアルタイムに主要な移動先のエリアを推定する新技術とエリアを細分化して人口を推計する新技術の有用性の検証だ。

「国内人口分布統計(リアルタイム版)」は、ドコモのモバイル空間統計のラインナップのひとつだ。携帯電話ネットワークのしくみを基に作成されている。研究開発中の新技術「高精細リアルタイム人口統計技術」では、より細かいエリアにクローズアップした調査が可能だ。

また、「リアルタイム移動人口統計技術」では、ある時間帯に、あるエリアにいた人びとの主要な移動先エリアを、リアルタイムに把握できる。コロナ禍における人びとの移動状況を可視化することで、混雑緩和施策などへの活用も期待できる。

なお、両社は、「まちづくり」が抱える課題を解決する。そして、街をより住みやすく活気あふれる場に発展させる「まちづくり」に貢献すると述べている。

リアルタイム
移動人口統計技術

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