絶滅鳥の探索とミュージシャンのセッションが融合 異色の音楽映画「絶滅動物(VACATION)」公開決定

田島ハルコ、大谷能生らが参加した音楽映画「絶滅動物(VACATION)」が、11月5日より劇場公開されることが決まった。

「絶滅動物(VACATION)」は、幽霊の声を聞ける装置を手に入れた大学院生のマイが、絶滅鳥のトサカオウギドリがこの世に存在した手がかりを探しにいくフィクションの物語と、音楽スタジオ「VACATION」で新曲作りに苦戦する7人のミュージシャンたちの音楽創作ドキュメントを、並行して進行する異色の音楽映画。主演デビュー作となる柿森まなみ(ミスiD2020今泉力哉賞受賞)が主人公のマイを演じ、音楽創作パートではミュージシャンの田島ハルコ、大谷能生たちがセッションを繰り広げる。監督は、現役精神科医で、映画やMVを意欲的に創作する副島正紀が務めている。

上映期間中は、本作の前身とも言える短編「ソウル・ミュージック」の併映や、キャスト・監督による舞台あいさつを予定している。

スタッフ、キャストのコメントも発表された。コメントは以下の通り。

【コメント】

■副島正紀(本作監督/精神科医)
・オカルト?コメディー?音楽ドキュメンタリー?歴史には残らず、ひっそりと絶滅した動物たちはどんな一生を送っていたんだろう。自粛期間が続き、撮影現場が遠のいていく中、埋もれていく自分を絶滅動物に重ねこの映画ができました。

■柿森まなみ(本作主演)
『絶滅動物(VACATION)』でマイを演じさせていただいた柿森まなみです。これまで演技経験はほぼなく映画初出演ということで私の初めてがたくさん詰まった作品です。おもしろさやかっこよさ、ワクワクを感じながら独特の世界観で進むストーリーを楽しんでいただけたらと思います。

■五味未知子(本作出演)
単独公開が決定とても嬉しいです!応援してくださった方のおかげで、またたくさんの方に観ていただける機会をいただけてとっても嬉しいです。トサカオウギドリを中心に展開していくマイ達の物語、そしてミュージシャンたちのレコーディング、2つの物語が同時に進行していき、段々と頭と感情がこんがらがっていくのに、最後まで見た時にはなんだかハッとするはずです。ぜひ劇場で良いvacationを!

■田島ハルコ(本作出演/ミュージシャン)
フィクションとドキュメンタリーと音楽、一見ランダムに突き進むそれぞれの物語がゆるやかに、だが確実に、シンクロしていく展開に魂が震えました。そして、映画のサントラとしてはおそらく伝説級にヤバい楽曲の制作に関われて本当に光栄です!まだ体験していない方はこれを機にぜひ!

■大谷能生(本作出演/ミュージシャン)
作品中の曲作りはマジでその場で作っておりまして、アレ完成出来なかったら映画自体が成り立たなかったかも、というスリルを今更感じております(やってる時はそんな暇ないので平気なんですが)。安全ネット全く張らなかった監督の蛮勇を目撃してください。

■大島輝之(本作出演/ミュージシャン)
奇才・副島監督の作品は実験的だけど笑える所が素晴らしいと思います。
みなさま是非お楽しみ下さい。

■小山和朗(本作出演/ミュージシャン)
ヤラセなし、奇跡の音源制作シーンはドキュメンタリーです。乞うご期待!

■秋元修(本作出演/ミュージシャン)
ピッピの字幕にセンスの良さ感じる。

【作品情報】
絶滅動物(VACATION)
2021年11月5日(金)-11月18日(木)UPLINK吉祥寺にて限定レイトショー
配給:太秦
©UFO Production

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