【DDT】竹下が描く「タッグ王座V3→D王制覇」完全王者として米AEWへ!

竹下は完全王者として元WWEスーパースターとの競演を目指す(東スポWeb)

DDTのKO―D無差別級&KO―Dタッグ2王者・竹下幸之介(26)が、元WWEスーパースターとの競演を目指す。

12日の東京・後楽園ホール大会では勝俣瞬馬とのタッグ王者として、HARASHIMA、吉村直巳組とのV3戦に臨む。竹下は「タッグはシングル以上に考える力、プロレス力が試される。勝俣にはチャンピオンになる3年以上前から『考えろ』と言い続けてきた。プロレスを考えるのに費やした時間はDDTでトップクラス。HARASHIMAと吉村に負けていない」と胸を張った。

揺るぎない自信があるからこそ、今後のプランも描いている。「勝俣も大日本プロレスさんとかに出てデスマッチでも活躍している。タッグプレーヤーとしての竹下、勝俣組は、よそで試合しても圧倒できる。日本の他団体、世界の舞台でも通用するチームになっている」とし、目標に定めるのが米AEWだ。

4月に竹下がサプライズ参戦し、「次はチャンピオンに返り咲いて戻りたい」と現地のファンに約束しており「1回目は自分の中では〝トライアウト〟の気持ちで行った。査定してくれと。だから初参戦より2回目の方が大事」と表情を引き締める。

しかも当時とは状況が違う。今夏にはCMパンク、ブライアン・ダニエルソンの元WWEスーパースターが続々と加入した。「つけ入る隙はなくなっている。スーパースターが揃ってきて、圧倒的じゃないですか。だからこそ竹下がそのリングで戦うってことはファン、DDTのメンバーに一番夢を与えられる。DDTでチャンピオンになれば、そこまで行けるんだというところまでいきたい」

年内は最強決定シングルリーグ戦「D王 GRAND PRIX 2021 Ⅱ」(11月3日、大田区で開幕)が控えており、見据えるのは年明けの渡米だ。「D王は全勝優勝、土をつけずして優勝して完全王者としてAEWでもう一度戦う」。エースが再び米国行きの切符をつかむ。

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