【東京五輪】妊娠中に銀メダル獲得 英国の自転車選手に祝福が殺到「史上最年少メダリストだ」

自転車女子団体パシュートで銀メダルに輝いた英国(ロイター)

東京五輪の銀メダリストがまさかの状態で大一番に挑んでいたことが、英国内で大きな話題となっている。

8月3日に行われた自転車女子団体パシュートで銀メダルに輝いた英国のエリノア・バーカーが自身のツイッターで妊娠を発表。英放送局「BBC」はバーカーが「パートナーと人生の次のステージを一緒に歩めることにとても興奮している」と述べたと伝えた。

その上で「バーカーはインスタグラムで『そう、私は東京五輪の前に妊娠していたの』と付け加えました」と報道。つまり、東京五輪時にはすでに妊娠した状態で自転車に乗っていたというわけだ。

さらに、同局によると、バーカーは2019年に痛みや生理の重さ、疲労感などを引き起こす子宮内膜症に苦しんでいることを公表。子宮内膜症は生殖可能な年齢の女性の約10人に1人が発症し、妊娠が難しくなることもあると言われており、同じ病気の方々を勇気づけた。

そんなバーカーの妊娠報告に英国中が大興奮。「あなたの赤ちゃんは、史上最年少のオリンピックメダリストに違いありません。おめでとう」「二人ともおめでとう! 素晴らしい母親になるだろうし、母親としてのロールモデルになるだろうね」「あなたは私の人生における最大のヒーローの一人です。あなたの幸せな姿を見ることはとても美しいことです」と祝福メッセージが相次いでいる。

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