STSフォーラム(科学技術と人類の未来に関する国際フォーラム)第18回年次大会が閉幕

開会式の様子 小宮山宏 STSフォーラム理事長

2021年10月2日(土)から開催されたSTSフォーラム(科学技術と人類の未来に関する国際フォーラム)第18回年次大会は、125の国・地域と国際機関から、25名のノーベル賞受賞者を含む約1,400名の世界のリーダーの参加を得て10月5日(火)に閉幕しました。

開会式では、本年3月に就任した小宮山宏理事長の開会宣言に続き、STSフォーラム名誉会長の安倍晋三元内閣総理大臣が登壇し、「いつの世もパンデミックには必ず終わりが訪れる。その出口へと導き未来に希望を与えるのは、いつも科学者と技術のエキスパート達である」と多くの科学者や技術者の努力が人類社会にもたらしてきた恩恵について強調しました。会議は4日間にわたり開催され、広く科学技術の領域をカバーする19のセッションに世界の産官学のトップリーダー132名が登壇し、閉会式では座長を務めた元世界銀行副総裁のセラゲルディン氏が、4日間の議論を通して「声明」を発表しました。

●STSフォーラム第18回年次大会 声明(日本語仮訳)
https://www.stsforum.org/Annual_Meeting/STSforum2021_Statement_Japanese_translation.pdf

開会式に登壇した安倍晋三 元内閣総理大臣(STSフォーラム名誉会長)

開会式 左上からマクナット氏、ガブリエル氏、十倉氏、安倍氏、アニャン・アグボール氏、ハンドコ氏、小宮山理事長

セッション201に登壇したアンソニー・ファウチ 米国立アレルギー・感染症研究所所長と座長代理のナーマン氏

閉会式(第18回年次総会からのキーメッセージ)

■第18回年次大会 開催の目的
STSフォーラム(科学技術と人類の未来に関する国際フォーラム)は尾身幸次元財務大臣・元科学技術政策担当大臣によって2004年に創立され、今回で第18回目の年次大会となります。毎年、ノーベル賞受賞者を含む世界的な科学者、政策決定者、企業経営者、研究機関長、大学学長、ジャーナリストなどのオピニオンリーダーが京都に集い、国境・分野を越えて人類の未来のために100年から500年先を見通して様々な課題について科学技術の方向性を議論し、世界的なネットワークを構築する「場」を提供することを目的としています。

■組織概要
法人名 : 特定非営利活動法人STSフォーラム(NPO法人STSフォーラム)
設立 : 2006年3月
所在地 : 東京都千代田区永田町2-14-2 山王グランドビル 419号室
代表者 : 理事長 小宮山 宏
事業内容 : 国際フォーラムの開催事業、
科学技術と社会に関する国際的な問題に関する調査・研究事業、
科学技術と社会に関する国際的な問題に関する情報提供、普及・啓発事業
URL : https://www.stsforum.org/