長崎IR認定へ「最高の計画を」 CAIJの林代表が決意表明

佐世保市議会全員協議会であいさつするCAIJの林代表(右)=市役所

 長崎県と佐世保市が誘致を目指す、カジノを含む統合型リゾート施設(IR)の設置運営事業予定者「カジノオーストリアインターナショナルジャパン」(CAIJ)の林明男代表は6日、市議会全員協議会に出席。国が最大3カ所とするIR区域の認定に向け、「最高スペックの計画を国へ提出し、何が何でも認定をこの地に持ってくる」と決意表明した。
 県は8月、同市のハウステンボスへのIR誘致に成功した場合に施設の建設や運営を担う事業予定者を、オーストリア国有企業傘下のCAIJのグループに決定。県はCAIJと共同で区域整備計画を作成し、来年4月28日までに国へ申請する。
 市議会全協で、計画作成について林代表は「九州、長崎県、地元の佐世保市の知見を参考にする」と強調。IRの規模や運営方針などを説明した。
 CAIJは5日夜、市内で開かれた「九州・長崎IR安全安心ネットワーク協議会準備会」にも初めて出席。ギャンブル依存症や治安維持などの課題を地域住民や公的機関の代表で考える準備会に対し、CAIJの担当者は「世界最高水準の対策の実現を目指す」と述べた。

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