ESPNのエース記者がア・リーグMVPは「答えは大谷翔平」と断言

文句なしの成績を残した大谷翔平(ロイター=USA-TODAY-Sports)

米スポーツ専門局ESPNのジェフ・パッサン記者は6日(同7日)に「プレーオフが始まり、2021シーズンに気になる20の質問」と題して、ファンが気になる質問に回答。その中でアリーグのMVPはエンゼルスの大谷翔平投手(27)と断言した。

「最後の14日間で、ア・リーグMVPは解決したか?」との問いに「最後の14日間なんて必要ない。答えは大谷翔平であり、もう長いこと大谷翔平だった。歴史的なシーズンにおける最終的な数字は目を見張るものがある」と簡潔に答えた。

「打者としての成績が打率2割5分7厘、出塁率3割7分2厘、長打率5割9分2厘、46本塁打、100打点、103得点、26盗塁。投手としては9勝2敗、防御率3・18、130回1/3、99安打、44四球、156奪三振、許した本塁打は15本で、被打率2割7厘、出塁率2割8分6厘、長打率3割5分1厘に抑えた」と今季の成績を紹介するとこう締めた。

「言い換えれば、大谷は(上位)5人を除くすべての打者よりも塁打が多く、投手として(打者と対戦した)533打席は、平均的な打者らをまるでニコ・グッドラム(タイガース=打率2割1分4厘)のような選手に変えてしまった。それはまさしくMVPシーズンだ」

一方、ナ・リーグのMVPはOPS1・044がメジャートップで打率3割9厘、35本塁打、84打点のフィリーズのハーパー、打率3割1分3厘、29本塁打、95打点のナショナルズのソト、42本塁打でキングに輝き、97打点、25盗塁のパドレスのタティスの3人が有力候補で、混戦模様だ。

「ア・リーグよりずっと難しい。ハーパー、ソト、タティスの3人が人気だが、(打率3割2分8厘で首位打者の)トレー・ターナー(ドジャース)の可能性もある。11月にふたを開けてみたら面白い結果になるかもしれない」と明言を避けた。

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