【フィギュア】紀平梨花、スケートカナダ直行へ 北京五輪テスト大会を欠場「苦渋の決断」

紀平梨花

日本スケート連盟は7日、フィギュアスケートの全日本女王・紀平梨花(19=トヨタ自動車)が北京五輪テスト大会を兼ねる「アジアンオープントロフィー」(13~17日、中国・北京)を欠場することを発表した。代わりに補欠の三原舞依(シスメックス)を派遣する。

紀平は「いつも温かく応援して頂きありがとうございます。現在の私の拠点であるカナダから中国への移動による負担を考慮し、苦渋の決断ではありましたが、照準をスケートカナダに合わせ集中したいと考え決意しました。スケートカナダでは良い演技が出来るよう頑張りますので、応援よろしくお願い致します」とコメントしている。

紀平は今季から練習拠点をカナダ・トロントに移転。五輪2連覇の羽生結弦(ANA)のコーチとして知られるブライアン・オーサー氏が率いる「チーム・ブライアン・オーサー」に師事してトレーニングを行っている。コロナ禍2年目のシーズン初戦はジャパンオープン(2日閉幕)とアジアンオープントロフィーを模索していたが、グランプリシリーズ第2戦のスケートカナダ(10月29日開幕、バンクーバー)へ直行となりそうだ。

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