今季限りで現役を引退する中日・山井大介投手(43)が7日、バンテリンドームで引退会見を行った。
山井は「プロ1年目のキャンプから大捻挫をしてそこからのスタート。ケガあり、投げられるのに一軍に上がれない悔しさ。投げれば打たれる。時には皆さんの記憶にも残るピッチングをしたこともある。これが山井大介のピッチングだったなと思います。どう表現していいかわからないですけど山あり谷ありの人生」と20年間のプロ野球人生を振り返り、「二重丸、花丸をあげたいなと思うくらい山井らしい生活が送れたなと思います」と語った。
20年間で6人の監督の下でプレーしたが「入団したときの山田監督、優勝を経験させてくれた落合監督、情熱を教えてくれた高木監督、野球の厳しさを教えてくれた谷繁監督、人間味のある森監督、勝利にこだわる与田監督、たくさんの人にプロ野球というものを教えてもらったと思います」と感謝した。
会見後には大野雄、祖父江、田島の3投手がサプライズで登場。花束を渡されると「ありがとう」とニッコリ。「この3人をよろしくお願いします。まだまだやりますから」と報道陣に後輩3人をアピールした山井には大きな拍手が送られた。
山井は藤井淳志外野手(40)とともに13日のヤクルト戦(バンテリン)で引退セレモニーを行う。