色鉛筆禁止は違憲と死刑囚が提訴

作画で遺族に補償

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奥本章寛死刑囚の作画を手に、記者会見する代理人の黒原智宏弁護士=7日午後、東京・霞が関の司法記者クラブ

 宮崎市で2010年、家族3人を殺害したとして死刑が確定した奥本章寛死刑囚(33)=福岡拘置所に収容中=が、遺族への補償のため続けている作画活動に必要な色鉛筆を使えないのは「表現の自由の侵害で違憲」として、根拠となった法務省訓令の取り消しなどを求め東京地裁に提訴していたことが7日、分かった。この日に第1回口頭弁論があり、国側は争う姿勢を示した。

 奥本死刑囚は10年3月1日、自宅で生後5カ月の長男と妻、義母の3人を殺害した罪に問われ、同12月に宮崎地裁が死刑判決を言い渡し、14年10月に最高裁で確定した。